"Mac on Mac"が可能なParallels Server for Macが登場

Parallelsは17日 (米国時間)、Mac OS X用仮想化ソフト「Parallels Server for Mac (Build 2150)」の発売を開始した。対応システムはMac OS X 10.4.11 / 10.5.2以降、サーバ / クライアント版ともにサポートされる。同社オンラインストアでの価格は、1ライセンスあたり1,248.75米ドル。

Parallels Server for Macは、中小企業および大企業の部門サーバをターゲットとしたハイパーバイザベースの仮想化ソフト。4-way SMPをサポート、仮想コアを最大4基まで仮想マシンに割り当てできるほか、Intel Vt-dの実験的サポートにより、NICなどのハードウェアリソースを仮想マシンに直接割り当てる機能を備える。64ビットのホスト / ゲストOSに対応、5月公開のβ第4版ではMac OS X 10.5 (Leopard) ServerをゲストOSとしてサポートしたことにより、Mac OS X上で複数のLeopard Serverを動作させることが可能となった。

Parallels Server for Macは、Intel製CPUを搭載したMacintoshで動作するが、実際の運用にはXserveまたはMac Proが推奨されている。またLeopard Serverなど64ビットOSをゲストOSとして利用する場合、Intel Core 2 DuoまたはXeonプロセッサを搭載したハードウェアが必要。