デュアルコアの製品がここまで安くなってきてしまうと、正直、ほとんどの人はこのクラスのCPUでパフォーマンス的には十分なのではないかと思えてしまう。

高負荷の3Dゲームを快適に楽しみたいのであれば別だが、通常の2Dアプリケーションやメディア処理などでは、速度に不満を感じるようなことはほとんどないだろう。動画のエンコードなどであればCPUは速い方がいいが、値段が2倍するCPUが2倍速いかというとそうでもないので、コストパフォーマンスで考えると悪くない選択だ。

また3Dアプリケーションであっても、Second Life程度であれば、今回テストしたCPUとオンボードグラフィックでそこそこ快適に利用できる。実際にG33チップセットのDG33BUでも試してみたが、さすがにオブジェクトが多いセクシー系のアイランドなどでは多少カクカクしてきたものの、それでもストレスを感じて投げ出すほどではなかった。

Intel・AMDのどちらも、価格改定になるとCPUの価格が1ランクずつ下がることが多い。つまり1クラス上のCPUが同じ値段で買えるようになるというわけで、今後もこのクラスは「お買い得」状態が続くと見ていいだろう。冒頭の筆者のポリシーも、そろそろ「1万円以上のCPUは買わない」に変えてもいいかもしれない。