松下電器産業は3日、デジタルビデオカメラ「SDR-S7」を発表した。発売は4月25日を予定している。同製品は、松下グループのショッピングサイトパナセンスでのみ販売される。同サイトでの販売価格は4万4,800円。また、4月3日より、限定50台のモニター販売が行われる。

名刺入れサイズのコンパクトなデジタルビデオ「SDR-S7」

SDR-S7は、41(W)mm×59(H)mm×102(D)mm(突起部含む)という名刺入れサイズのコンパクトなデジタルビデオカメラ。バッテリーやメディアなどを含んだ質量も182gと、持ち運びも苦にならない。同社パナソニックマーケティング本部の山本茂雄氏によれば、「軽さ・小ささを追及した、持ち歩きを前提とした商品を投入し、子供を撮る以外の目的のビデオカメラユーザー層を開拓したい」とのことだ。

画質はSD(720×480)と、ハイビジョン機器が増加する昨今に置いてはもの足りなさを感じるかもしれないが、テレビでの視聴だけではなく、動画サイトへアップロードする素材の撮影も視野に入れているため、映像フォーマットは加工しやすいMPEG-2を採用している。撮影モードは、XP(約10Mbps)、SP(約5Mbps)、LP(約2.5Mbps)の3種類。使用するメディアはSDメモリーカード(SDHC対応)。LPモードの場合、16GBのSDHCメモリーカード(別売)に約13時間20分撮影できる。

レンズは、35mm換算で43.9~439.0mmの光学10倍ズーム。電子式の手ぶれ補正機構も装備する(動画にのみ対応)。静止画撮影も可能でPictBridgeにも対応するが、撮影できる静止画のサイズは640×480(約30万画素)となる。電源はACアダプターとバッテリーパック。付属のバッテリーパックの容量は1000mAhで(3.6V)、連続撮影時間は約1時間10分(実撮影時間約40分)。出力端子は、AV出力とUSBポートを装備する。