サーバ型RSSリーダ - Google Reader

続いてサーバ型のRSSリーダの『Google Reader』(図12)を紹介しよう。こちらは検索と広告を組み合わせたビジネスモデルで急成長した米Googleが提供するもので、インストールする必要はなく、Webブラウザからアクセスして利用するタイプ。Webサイトでユーザー登録を済ませれば無料でログイン可能だ。

図12 Google Reader

Webブラウザとネット接続のみで動作するので、どの種類のパソコンでも同じ使い方で操作できる。また、自分のパソコンにインストールするわけではないので、パソコンの故障などで使えなくなる心配がないのがサーバ型のメリットだ。

- ユーザー登録

Webサイトの「アカウントを作成」をクリックすると、メールアドレスやパスワードを入力する画面が表示されるので、必要事項を入力して「同意して、アカウントを作成します」をクリックする。これでユーザー登録は完了だ。

- RSSの登録(1) - パッケージ

基本的な使い方は次のとおりになる。Google Readerでは、RSSを1件も登録していないと「フィードの発見と検索」(図13)という画面が表示される。ここでは、発信される内容ごとにパッケージとしてまとめられた複数のRSSを同時に登録できる。

図13は実際にニュース、エンターテインメント、ビデオ/写真の各パッケージを登録したところだ。登録したRSSは左のリンクにすぐに表示され、読み込む時間はそれほどかからない。

図13 RSSをパッケージ単位で登録できる

- RSSの登録(2) - 直接入力

RSSのURLを直接入力して読み込む方法も用意されている。この場合は画面左側にある「登録フィードを追加」をクリックし、図14のようにURLを入力、その後<追加>ボタンをクリックすれば登録完了だ。

図14 RSSのURLを直接入力

以上がGoogle Readerの基本的な使い方となる。本サービスには各フィードをカテゴリ(フォルダ)別に分類する機能も用意されているので、登録フィードが増えてきた際には「スポーツ」「ビジネス」といったカテゴリに分類して管理してみるとよいだろう。


ポータルサイトもRSSリーダを提供

Googleだけでなく、ポータルサイトもRSSリーダを提供している。以下にリンクを挙げるので、興味がある読者は試していただきたい。

RSSで発信される情報が増えるにしたがい、RSSリーダの機能も向上している。効率の良い情報収集のツールとしてRSSリーダを活用してみてはいかがだろうか。

RSS購読のススメ~プライベート編

情報を効率よく収集できるRSSを仕事だけに使うのはもったいない。RSSではこんな情報も発信されている。

・出品状況をチェック
Yahoo!オークション
いわずと知れたヤフオクだが、気になる商品でキーワード検索し、その画面に表示されたRSSアイコンのリンク先を登録しておけば、その商品の出品状況ををRSSリーダで読み込める。

・売れ筋商品をチェック
楽天市場 ランキング市場
ネット通販の雄である楽天市場では、商品カテゴリごとの売れ筋ランキング1~10位までRSSで発信している。売れ筋商品を知りたいならチェックしてみよう。

・動画をチェック
YouTube
Yahoo!動画
ブロードバンド環境が整うにつれて動画の配信も活発になっている。ユーザーが動画を投稿できるYouTubeはその代表格だ。一方のYahoo!動画では、ドラマや音楽などエンタメ関連の情報が充実しているが、IE6.0以上などの環境が必要なので注意したい。