『釧路市民球場』
――釧路湿原がすぐそこの自然豊かな野球場


北海道釧路市広里7 / 両翼97.6m・中堅122m / 収容人数:20,000人

市街地から離れ、釧路湿原にほど近い大規模運動公園内にある。2008年は日本ハムが1試合を主催し、日本でいちばん東のプロ野球公式戦開催球場となる。所有は釧路市で、夜間照明設備は用意されていない。利用期間は5月1日から10月10日に限られる。2003年までは横浜も2年に1度の割合で公式戦を行っていた。




『スタルヒン球場』
――伝説の大投手の名を頂く名物球場


北海道旭川市花咲町2 / 両翼95m・中堅120m / 収容人数:25,000人

完成は1932年と歴史が長い球場。82年、旭川が生んだ大投手にちなんでスタルヒン球場と命名された。その後、正式名称は現在の旭川市花咲スポーツ公園硬式野球場に改名されたが、今でもスタルヒン球場という愛称のほうが人々に親しまれている。今季は日本ハムのほか、巨人もひさびさに主催ゲームを行う。




『帯広の森野球場』
――十勝平野の牧歌的な雰囲気が特徴


北海道帯広市南町南7線56-7 / 両翼97.6m・中堅122m / 収容人数:23,004人

1990年オープン。さっそく翌年に日本ハムが公式戦を開催した。2005年以降は釧路との連戦で日本ハムがほぼ毎年ゲームを主催し、今季も1試合行われる。これも釧路と同様、かつては横浜が2年に1度の割合で主催ゲームを行っていた。なお、安全の面から日本ハム戦での"稲葉ジャンプ"は禁止されている。




『オーシャンスタジアム』
――名門クラブチームにちなんだスタジアム


北海道函館市千代台町22-26 / 両翼99.1m・中堅122m / 収容人数:20,000人

1907年結成の名門クラブチーム・函館オーシャン倶楽部(函館太洋倶楽部)が本拠を置いた球場。オーシャンスタジアムはそこから付けられた愛称で、正式には函館市千代台公園野球場という。開場は1950年で、球場としての歴史も長く、すでに半世紀を超えている。今季は日本ハムが公式戦2試合を予定している。




『岩手県営野球場』
――岩手県民に親しまれるメインスタジアム


岩手県盛岡市三ッ割4-9-2 / 両翼91.5m・中堅122m / 収容人数:25,000人

福島・あづま球場と同様、楽天が2005年の球団発足以降に毎年公式戦を主催。かつては日本ハムやオリックス、横浜なども公式戦を開催していたが、今シーズンは楽天の1試合のみだ。高校野球県大会のメイン球場として利用されるなど、岩手県野球の中心的な存在として1970年の開場以来県民に親しまれている。




『あづま球場』
――楽天に加えて巨人、横浜も公式戦を開催


福島県福島市佐原神事場 / 両翼100m・中堅122m / 収容人数:30,000人

福島市の県あづま総合運動公園内にある。楽天は球団発足以降、公式戦を毎年1試合ずつ本球場で開催。今シーズンは巨人、横浜もそれぞれ1試合ずつ主催ゲームを予定している。福島県で公式戦が行われる球場は本球場といわきグリーンスタジアムの2つがあるが、ともに東北の地方球場としては最大規模を誇る。