Bluetoothチップ大手の英CSRは、総電子部品コスト(eBOM)を5ドルに抑えることが可能なBluetoothモノラルヘッドセット開発用リファレンスデザイン「BlueVox2」を発表した。すでにサンプル出荷中で、同デザインを採用したヘッドセット製品は2008年第3四半期からの販売が予定されている。

Bluetoothヘッドセット開発用リファレンスデザイン「BlueVox2」

同デザインは、ノイズ/エコー キャンセレーション機能を標準搭載しているほか、オーディオCODEC「Auristream」を採用することにより、固定電話回線の通話音声品質(Mean Opinion Score:4.14)を実現している。

また、Bluetoothバージョン2.1 + Enhanced Data Rate(EDR)をサポートしており、デバイスを検索する際に各デバイスがサポートしているサービスのリストなどを収集、表示することが可能となっている。さらに、Multipointを搭載することで2つ以上のソースを同じヘッドセットで同時にペアリングすることが可能だ。

なお、BlueVox2用のデバイスは、7mmx7mmのQFNパッケージおよび、小型ヘッドセットIC用に4.5mmX5.5mm のBGAパッケージで提供される。