インターネットは音楽制作ソフト「OPUS for Windows」(以下OPUS)を3月7日に発売する。価格は26,250円。OPUSは256トラックを装備する、マルチトラックサウンド録音/編集ソフト。編集は分、秒、ミリ秒単位のタイムグリッドに沿って行うことができ、BGMや効果音を組み合わせてサウンドトラックを制作できる。効果音、環境音、ループ音など、著作権フリーのサウンド素材も収録されている。

256トラックを備え、BGMやSEを加えたムービーファイルの出力が可能となる「OPUS for Windows」

また音声トラックだけでなく、動画や静止画を配置できるムービートラックを1トラック装備。読み込んだムービーファイルのサウンド部分を編集するだけでなく、BGMやナレーションの編集を行い、ムービーとサウンドトラックをまとめて新たなムービーファイルとして書き出すことも可能だ。OPUSでは複数のプロジェクトファイルを同時に開き、相互にコピー&ペーストするなどして編集できる。読み込みをサポートするビデオファイルはAVI、MPEG、WMV、画像ファイルはBMPとJPEGで、ムービーファイルとしての出力はAVIおよびFLV(Flash Video)。

録音に関してはループ録音や、録音中のトラック変更、プレイ中の録音スタートなど、多彩な機能を搭載。コマンドひとつでジャンプや範囲指定ができるマーカーは、再生・停止にかかわらず設定が可能で、ゲインやノーマライズ、フェードといった加工にも役立つ。またそれぞれのオーディオファイルに対して0~3000ミリ秒の範囲でフェードイン/フェードアウトを自動で適用するオートフェードイン/アウト機能も用意されている。

エフェクトはリバーブやコーラス、タイムコンプレッション、ピッチシフト、ノイズリダクション、ロー/ハイパスフィルタなど、独自開発のReel EFFECTを搭載。マスター/チャンネル/インサーションエフェクトと、リアルタイムで3系統のエフェクトを使うことができる。またVSTエフェクトにも対応、ASIO対応オーディオインタフェースを使っている場合は、録音時にReel EFFECTやVSTエフェクトを反映しながらのモニタリングが可能だ。OPUSの動作環境はWindows XP /Vista。