会場では、各社が発表したばかりの新製品を展示していた。ここでは、国内未発表の製品を出展していたオリンパスと富士フイルムを中心にフォトレポートの形でお届けする。

日本未発表の「FinePix S1000fd」。有効1,000万画素CCD、光学12倍ズームレンズを搭載。レンズの焦点距離は33~396mm(35mm判換算時、以下同)、F値はF2.8~F5.0。ISO3200までの高感度撮影にも対応する。パノラマ撮影モードや自動的に赤目を軽減する顔検出機能などを搭載。米国での発売は4月で、価格は249.95ドル

同じく日本未発表の「FinePix Z20fd」。光学3倍ズームレンズ、2.5型液晶、45MBの内蔵メモリなどを搭載。MPEG-4ムービーの撮影に対応し、写真とムービーをブログやYouTubeの投稿などに適したサイズにリサイズする機能を備えている。米国で3月下旬に発売。価格は199.95ドル

国内でも発表済みの富士フイルム「FinePix J50」。光学5倍ズームレンズ・有効815万画素CCDを搭載。日本での発売は2月下旬、想定価格は2万5,000円前後

同じく「FinePix J10」。光学3倍ズームレンズ・有効815万画素CCDを搭載する。発売は3月中旬で、価格は2万円前後の見込み

焦点距離27mmスタートの光学18倍ズームレンズを搭載した「FinePix S8100fd」。有効1,000万画素CCDを搭載し、最高ISO6400の高感度撮影も可能。2月下旬発売で、5万円前後の予想

使いやすいバリアングル液晶を搭載した「FinePix S100FS」。有効1,110万画素「スーパーCCDハニカムVIII HR」と「リアルフォトエンジンIII」を搭載。従来比約4倍の広ダイナミックレンジを実現したのが特徴。日本では2月下旬発売、価格は10万円前後の予想

耐衝撃・防水性能を向上させた「Stylus 1030SW」。国内未発表モデルで、防水性能は10mまで進化。耐衝撃性能でも、新たに衝撃に対して内部を「浮かせる」技術で2mの高さからの落下でも壊れない。焦点距離28~102mmのワイドレンズを搭載した点も新しい。フェイス&バックコントロールも搭載。米国では3月の発売で、価格は399.99ドル。ブースで聞いたところ、「たぶん日本でも発表される」とのことだが、具体的な日程は分からないという

26~520mm・光学20倍という超望遠レンズを搭載した「SP-570UZ」。国内未発表で、有効1,000万画素CCD、2.7型液晶、CCDシフト式手ブレ補正、フェイス&バックコントロール、秒13.5コマの高速連写、手動のズームリング、ホットシューなども装備している。こちらも国内で発表される模様だ。米国での発売は3月で、価格は499.99ドル

こちらも日本未発表の「Stylus 1010」。スペック的には日本発表済みのμ1020と同等で、国内販売はなさそうな印象だった。米国での発売は3月で、価格は299.99ドル

国内未発表の「FE-340」。発表済みの「FE-330」と比べ、電子手ブレ補正機能やスマイルショットが搭載されている。米国での発売は1月。価格は199.99ドル

これも未発表の「FE-310」。光学5倍ズームレンズ、有効800万画素CCD、2.5型液晶などを搭載する。米国での発売は1月で、価格は149.99ドル

小型ボディに光学7倍ズームレンズを搭載した「μ1020」(米国名はStylus 1020)。有効1,010万画素CCD、CCDシフト式手ブレ補正、顔検出機能「フェイス&バックコントロール」などを搭載。日本での発売は2月15日から、実売想定価格は4万円代前半

耐衝撃・防水デジカメ「μ850SW」(同Stylus 850SW)。有効800万画素CCD・光学3倍ズームレンズ・2.5型液晶、フェイス&バックコントロールなどを搭載。防水性能は3m、1.5mの高さから落下しても壊れない耐衝撃性能も備える。日本での発売は2月7日、実売は4万円前後の見込み

28mmスタートのワイドレンズを搭載した「FE-350 Wide」。ほぼ同じような位置から別のカメラで試してみると、28mmの威力が分かる。発売は2月7日で、価格は3万円前後の見込み

GPSソリューションのGeotateが紹介していたのが「Capture and Process」というソリューション。特徴は高速なことで、シャッターボタンを押したのとほぼ同時(200ms以下)にGPSデータが記録される。ポイントは、正確な位置の補正をPC側で行うという点。過去のGPS衛星の情報を備えたサーバとクライアントソフトが連携し、取り込まれた画像のGPSデータを補正するため、GPSモジュール側の機能が抑えられるため小型化ができ、デジタルカメラへの内蔵も容易になるそうだ。同社のクライアントソフトでは、画像データを読み込んで1~2秒程度で補正が終了し、かなり正確な撮影位置を地図上に表示していた。また、同ソフトでは撮影場所の周辺情報を検索してくれるなどの工夫も搭載されている。写真は左上がGPSアンテナ、右上がカメラのホットシューに装着するモジュール、左下が読み込んだ画像を地図上に表示したところ、右下が周辺情報を検索したところ