米国ネバダ州ラスベガスにおいて、北米最大の写真機器のトレードショー「PMA 08」が現地時間31日から2月2日まで開幕する。北米最大といわれるだけあって、会場は今年もラスベガスコンベンションセンターの南ホール全体を使った大規模なイベントとなる。昨年のPMA 07に比べて、会期がひと月半ほど早まった形だ。

会場となるのは、CESの会場でもおなじみのラスベガスコンベンションセンター。個人的には1月頭のCESと1月終わりのPMAのため、1カ月に2回も来ることになるとは思わなかった

日程的には開幕前々日ということになり、会場は設営の準備で大わらわ

PMAは、今回で84回目という伝統的なトレードショーで、今年は600以上の出展社が集まり、200以上のセッションも開催される。今年最初の写真機器関連のショーであり、毎年この時期に合わせて各社が新製品を発表するため、新製品の初お披露目の場になることも多い。今年1年の、特に北米市場に対する写真機器のトレンドを占うことができるイベントだ。

今年初めに行われた家電ショー「International CES」は、北、中央、南ホール全体に加え、周辺のホテルなどでも展示を行うというけた違いの大きさだが、家電全体を対象にしたCESに比べ、写真機器だけで広大な南ホール全体を使うという、とにかくアメリカらしい大規模なイベントだ。ちなみに、南ホールだけで広さは約84,400平方メートル(展示場のみ)もあり、たとえば国内では幕張メッセが3,098平方メートル(同)だから、これだけでもけたが違う(ちなみに北・南・中央ホールの展示場面積の合計は約18万290平方メートル)。

PMAに向け、主要なカメラメーカーはカメラの新製品を発表してきているが、PMA会期中も新製品の発表が予想される。たとえば昨年はソニーがPMA会場でデジタル一眼レフカメラαシリーズの新製品開発を発表。今年のCESでは「α200」を発表したソニーだが、いまだ登場していないαのプロ向けモデルがどうなるか、といった点などが注目される。

PMA 08では、会期前日の30日(現地時間)にSneak PeekとDigitalFocusという2つのイベントがあり、事前に新製品が一堂に会することになる。これらを含め、マイコミジャーナルでは現地からPMA 2008の模様を続々レポートする予定だ。