シャープは24日、フルハイビジョン液晶テレビAQUOS「Xシリーズ」を発表した。発売は3月1日を予定しており、価格はオープン。市場価格は、46V型の「LC-46XJ1-B」が48万円前後、42V型の「LC-42XJ1-B」が43万円前後、37V型の「LC-37XJ1-B」が35万円前後と予想される。

業界最薄を実現したフルハイビジョンテレビ「AQUOS 」Xシリーズ

Xシリーズは、デジタルハイビジョン液晶テレビとして、現時点での最薄を実現した製品。46V型~37V型のすべてのモデルで、奥行き38.5mm(最薄部34.4mm)となっており、日立製作所のWooo UTシリーズの奥行き39mm(最薄部35mm)を上回る。

ディスプレイ部分は、奥行き39.5mm、最薄部34.4mm

薄さを活かし、さまざまなセッティング方法が用意される

ディスプレイ部分とチューナー部分とは別体式となっており、HDMIケーブルで接続される(ディスプレイ部分の入力端子はHDMI×1のみ)。チューナーはシングルタイプ。なお、この部分を無線化するためのワイヤレス伝送システム「AN-AV500」も3月に発売される予定だが、現時点で価格は未定となっている。

スタンドはオプションで、標準的なテーブルスタンド「AN-46ST1」(LC-46XJ1、LC-42XJ1用:1万5,750円)、「AN-37ST2」(LC-37XJ1用:1万5,750円)、壁掛け金具「AN-52AG7」(2万6,250円)、フローティングスタンド「AN-46BR1」(価格未定)、スタンド調ケーブルカバー「AN-46WC1」(価格未定)などを利用して設置することになる。

発表会会場でも、特に注目度が高かったXシリーズ

Xシリーズに採用されている液晶パネルのコントラスト比は2,000:1。さらに、シーンに応じてバックライトの明るさと液晶の開口率を制御させることで、テレビコントラスト15,000:1を実現している。テレビコントラストとは、パネルだけのコントラストではなく、テレビで映像を見る際の実質的なコントラストとして同社が提案しているもの。また、12bit相当の階調表現能力、動画表示能力を改善する120Hz駆動なども採用されている。

オーディオ部分は、同社の得意とする1bitデジタルアンプ(実用最大出力10W×2)と、独立した薄型のエンクロージャーを本体内に設けた、3ウェイ8スピーカー(8cm×2/3.5cm×4/2cm×2)の組み合わせとなっている。

ディスプレイ部のおもな仕様
型名 LC-46XJ1-B LC-42XJ1-B LC-37XJ1-B
画面輝度 450cd/m2
視野角 上下176度、左右176度
消費電力 271W 223W 180W
サイズ 1114(W) × 746(H) × 38.5(D)mm 1024(W) × 695(H) × 38.5(D)mm 915(W) × 634(H) × 38.5(D)mm
質量 約22kg 約19kg 約15.5kg
チューナー部のおもな仕様
入力端子 HDMI×3 / D×3 / S2×1 / コンポジット×3 / DVI-I×1
出力端子 HDMI×1 / モニター出力×1(S2/コンポジット) / ヘッドホン×1 / 光デジタル×1
他の接続端子 i.LINK(TS)S400×2 / 電話回線端子×1 / LAN端子×1 / コントロール端子×1 / センタースピーカー入力端子×1
消費電力 33W
サイズ 430(W)×71(H)×318(D)mm
質量 約4.7kg