65W版Athlon 64 X2の最上位モデル
ハイエンドにクワッドコアのPhenomが登場したAMDだが、デュアルコアのAthlon 64 X2にもさりげなく新モデルが登場している。モデルナンバーは「5400+」で、同社の価格表には本稿掲載時にまだ記載がないが、ショップによれば、5200+などと同様に65nmプロセスの製品で、TDPは65Wだという。65W版としては最上位モデルとなる。
動作クロックは2.8GHzで、L2キャッシュは512KB×2。価格は14,500円前後と、ちょうど5200+と5600+の中間あたりとなっている。
なんとRadeon HD 3850のファンレスカード
SAPPHIREから、GPUにRadeon HD 3850を搭載したファンレスのグラフィックカード「Ultimate HD3850」が登場した。Radeon HD 3800シリーズの製品としては、初のファンレスカード。コアクロックは668MHz、メモリクロックは828MHzと、ファンレスながらほぼ定格通りの動作を実現している。価格は3万円前後。
ヒートパイプを使った大型クーラーが採用されており、製品は2スロットタイプとなっている。バスインタフェースはPCI Express x16で、512MB GDDR3メモリを搭載している。
GIGABYTEの省電力マザーがデビュー
GIGABYTEから、省電力機能「ダイナミックエナジーセーバー」を搭載したマザーボード「GA-EP35-DS4」「GA-EP35-DS3R」が登場した。同社によれば、この機能はX48/X38/P35チップセットの製品で提供されるもので、付属するユーティリティソフトを使うと、消費電力を最大70%削減できるという。
「GA-EP35」という新シリーズの製品となっているが、リビジョンはいきなり2.1になっており、実際は「GA-P35-DS4」と「GA-P35-DS3R」のマイナーチェンジ版といった感じが強い(レイアウトなどの見た目もほとんど同じ)。T-ZONE PC DIY SHOPでの価格は、GA-EP35-DS4が22,780円、GA-EP35-DS3Rが17,480円。
ちなみに、マザーボードの消費電力を抑える技術としてはASUSの「EPU」があるが、EPUのように専用チップを搭載しているのかどうかは、ざっと見ただけでは分からなかった。この仕組みについて、具体的な説明は見られないものの、やはり電源回路のフェーズ数を変えているようだ。
裸族のお立ち台に機能が追加
今週もセンチュリーの裸族シリーズに新製品がある。「裸族のお立ち台eSATAプラス」という製品で、名前の通り、人気の「裸族のお立ち台」にeSATAインタフェースが追加されたものだ(従来はUSBのみ)。この機能の追加による価格差は600円程度だが、新製品にはeSATAケーブルも付属するのでちょっとお得かも。