師走を迎えた今週末は、イベントが2つ続いている。まず1日(土)はASUSが「冬の大感謝祭」を開催。最新製品が展示されるほか、マザーボード・グラフィックカードなどが当たる「ひもくじ大会」、4GHz越えのCore 2 Extreme QX9650オーバークロックデモなどが行われる。会場はCAFFE SOLARE リナックスカフェ秋葉原店。

「ASUS冬の大感謝祭」

翌2日(日)には、同会場にて「Games for Windows キャンペーン イベント in Akiba」が開催される。マイクロソフト函館氏・津田氏による最新ゲーム紹介、エルザジャパン・日本AMDによるプレゼンなどが行われるほか、購入者特典としてWindows Vistaロゴ入りフリースジャケットなどのプレゼントも。

Phenomに最上位モデルが登場

先週の「Phenom 9500」の発売に続き、今週はその上位モデルとなる「Phenom 9600」が登場している。動作クロックは発表の通り2.3GHzで、もちろん現時点での最上位モデル。ただ、来年第1四半期にはさらに上位のPhenom 9900/9700が控えているのに加え、年内には倍率可変モデルの"Black Edition"も発売される予定で、ノーマル9600の売れ行きには悲観的な見方も多い。

パッケージは「Phenom 9500」と同じ

「Phenom 9600」のOPNは「HD9600WCJ4BGD」

クロックが100MHz高速になったほかは、Phenom 9500の仕様と同様。65nm SOIプロセスで製造されており、TDPは95W。L2キャッシュは各コアで512KB(合計2MB)、L3キャッシュは共有で2MB搭載する。価格は33,000円~35,500円前後で、多くのショップではPhenom 9500と5,000円前後の価格差がつけられていた。

ASUSからようやく7シリーズのマザー

ASUSの「AMD 770」チップセット搭載マザーボード「M3A」が新発売。790FXチップセットを搭載する上位モデル「M3A32-MVP Deluxe/WiFi-AP」「M3A32-MVP Deluxe」の入荷が遅れており、このM3Aが同社初の7シリーズ搭載製品となった。価格は14,000円~15,000円前後と、770チップセット搭載製品としてはやや高め。

パッケージは鮮やかなグリーン

PCI Express x16は1スロットのみだ

ソケットはSocket AM2+で、もちろんPhenomに対応する。ローエンドの770チップセットなのでPCI Express x16は1スロットのみとなるが、「CrossFireまでは必要ない」というユーザーにはこのマザーボードで十分な場合も多いだろう。

G35マザーがついに登場!

取材時に完売で写真は撮れなかったのだが、Intel G35 Expressチップセットを搭載する初のマザーボードがASUSから登場した。「P5E-VM HDMI」というマイクロATXの製品で、入荷したのは高速電脳。価格は23,980円だ。

そういうわけでPOPだけの「P5E-VM HDMI」

G35はIntel・3シリーズのチップセットで、DirectX 10に対応する「GMA X3500」グラフィックコアを内蔵している。ただし、ASUSの製品ページを見ると「DirectX 10 driver will be provided by the chipset vendor later」との記載があり、現時点ではまだ対応していない可能性もある。

すでに発売されていたG33チップセットと同様にFSB 1,333MHzに対応するが、メモリサポートがDDR2のみになったほか(G33はDDR2/3両対応)、サウスブリッジはICH8シリーズとなる(G33はICH9シリーズ)。ただしこの製品では仕様表を見る限り、本来はサポート外のICH9Rが搭載されているようだ。

拡張スロットの構成は、PCI Express x16(1)、PCI Express x1(2)、PCI(1)。グラフィック出力はVGA×1、HDMI×1となっており(HDMI→DVI変換アダプタも付属)、同時使用も可能だ。