WHIRLWIND、イージア、NTTデータの3社は、デジタルハイビジョンアニメーションの映像を「cell computing βirth/セルコンピューティングバース」を利用し、ネットを介し参加者のパソコンで手分けをしてレンダリングする「HD-Animationプロジェクト」を15日より開始した。製作された映像は、上映およびインターネット配信が予定されている。製作工程の概要はWebで公開される予定だ。

ホラーアニメーション「The Bride」。プロジェクト参加者はこのパイロット版の背景のレンダリングに参加する

同プロジェクトの参加者が解析するデータは、デジタルハイビジョン2D/3D-CG合成アニメーションの背景データとなる。製作する作品は、幻想的な洋館内で物語が展開するホラーアニメーション「The Bride」の約30秒パイロット版。多くの参加者が、背景となる洋館内の画像を3Dでモデリングし、これまで以上にリアルな背景が出来上がることが期待されている。

参加方法は「cell computing βirth/セルコンピューティングバース」のアカウントを作成し、必要なソフトのダウンロードとインストール、および、「HD-Animationプロジェクト」の登録を行う。プロジェクトの期間は11月15日~2008年1月31日までが予定されている。必要なパソコンの環境はWindows XP、Mac OS X 10.4.8以上、Linux、JavaVM1.5update6以上が動作する環境、メモリ1024MB、ハードディスク1GB以上の空き容量となっている。