台湾のHTCは1日(英国時間)、タッチパネル機能付きの液晶ディスプレイを搭載したスマートフォンの最新機種となる「HTC Touch Dual」を発表した。高速無線通信技術であるHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)に対応したほか、「TouchFLO」によるタッチ操作を改良した。欧州市場で10月中に販売を開始する。

スライダー式の「HTC Touch Dual」

Outlook、Office Mobileなどが利用できる

HTC Touch Dualは、同社が今年6月に発表した「HTC Touch」の最新機種となる。OSには米Microsoftの携帯電話向けOS「Windows Mobile 6 Professional」を採用している。また通話方式として初めてHSDPA/WCDMAに対応するなど、高速データ通信のニーズに応えた。

フォームファクタはスライドするとキーパッドが現れるスライダー式。大きさは107×55×15.8mmで、重さは120g。そのほか、2メガピクセルのカメラを搭載。内部メモリは256MBで、microSDカードにより拡張が可能。

2.6型のQVGA液晶ディスプレイからは、タッチ操作が可能。ユーザインタフェースには、画面上で指をスライドすることにより、画面のスクロールや切り替えといった操作を行える「TouchFLO」技術を採用している。またHTC Touch Dualでは、タッチ操作を改良した。画面上のボタン操作により写真のスライドショーをスタートしたり、ズームイン、回転などの操作ができる。また、Webページやドキュメントを指でスクロールできるようになった。