デルとソフマップは3日、デルのパソコン販売において業務提携することに合意した。

今回の合意により、全国のソフマップのパソコン取扱店15店舗、および同社直販サイト「sofmap.com」にて、デルの個人向けパソコン5製品6機種の販売が10月5日より順次開始される。これにより、ソフマップ店頭でデルのパソコン製品を購入すると即日持ち帰りが可能となる。

今回のソフマップとの業務提携は、8月3日より開始した全国のビックカメラ22店舗、および同社オンラインショップでの持ち帰り販売が好調なことをうけたもの。ビックカメラで展開中のInspiron 530s、XPS M1330、Inspiron 1520、Inspiron 6400の4製品5機種を最新ラインナップに置き換え、さらにゲームユーザー向けノートPCやデスクトップのフラッグシップモデルを追加するなど、パソコン中上級者層を中心とするソフマップの主な顧客層にアピールする品揃えを行った。

取り扱われるのは、ノートPCが15.4型ワイドWXGA(1,280×800ドット)液晶を搭載したエントリーモデル「Inspiron 6400」2モデルと17型液晶を搭載したハイパフォーマンスモデル「Inspiron 1720」の2製品、デスクトップPCが19型ワイド液晶がセットになったスリムタワータイプのエントリーモデル「Inspiron 530s」、同じく19型ワイド液晶がセットになったミニタワータイプのメインストリーム向けモデル「Inspiron 530」、および22型ワイド液晶ディスプレイがセットになったゲーマー向けハイパフォーマンスモデル「XPS 720」の3製品。

Windows XP Home Editionを採用したInspiron 6400は、CPUをインテルCeleron M 430とインテルCore 2 Duo T5500の2種類から選択できる。また、OSを起動することなく動画や音楽再生などが楽しめるMediaDirect機能を備えるほか、IEEE802.11a/b/g対応無線LANが用意されている。店頭価格はCore 2 Duo T5500搭載モデルが14万9,800円、Celeron M 430搭載モデルが11万9,800円。

Windows Vista Home PremiumがプレインストールされたInspiron 1720は、インテルCore 2 Duo T7100と2GB DDR2 SDRAM、NVIDIA GeForce 8600M GT 256MBを搭載する。マグネシウム合金ボディを採用して堅牢性を高め、IEEE802.11a/b/g規格に対応したIntel Pro/Wireless 3945ABGを内蔵する。なお、デル直販サイトなどではBTOでボディカラーが8色から選択可能だが、ソフマップ店頭販売モデルはブラックのみとなる。店頭価格は17万9,800円。

Inspiron 530sは、コンパクトな筐体ながらも4本の拡張スロットと2つのベイ、6基のUSB 2.0ポートを備える高い拡張性が特徴だ。店頭価格は9万9,800円。

ミニタワータイプのInspiron 530は、4本の拡張スロットと3つのベイ、8基のUSB 2.0ポートを持つ。また、DVI端子を2個、TV出力端子を備えたNVIDIA GeForce 8600 GT 256MBを標準搭載し、3Dゲームなど高いグラフィック性能が求められる用途にも対応する。店頭価格は13万9,800円。

シルバーカラーのアルミボディが特徴のフラッグシップデスクトップPC、XPS 720は、グラフィックスカードにNVIDIA GeForce 8800 GTX 768MBを採用し、さらにはNVIDIA nForce 680 SLIチップセットによる高いパフォーマンスが得られる。店頭価格は29万8,800円。