Trend MicroとIntegoは25日、Mac OS X向けセキュリティ関連製品について提携すると発表した。すでに北米ではTrend MicroによるIntego製品の取り扱いは開始されているが、今回の提携により、世界各地に広がるTrend Microの営業網を通じた販売活動が本格化する。

提携にあたり、Trend Micro Global Enterprise Business統括責任者兼ゼネラルマネージャのTom Miller氏は、「Trend Microは、幅広いプラットフォームおよび環境に対応した最先端のセキュリティを提供する企業として顧客から信頼を得ている。そして我々は今、Mac OS Xユーザ向けの堅固なソリューションを手に入れた。多くのメーカーを調べたが、なかでもIntegoが突出していた」とコメントを寄せている。

Intego CEOのLaurent Marteau氏は、「Trend Microは企業向けセキュリティ市場における世界規模のリーダーであり、そのブランドは広く認知されている。この提携によりIntegoは、近年急成長しているMac OS Xのビジネスユーザをもカバーする機会を得た」と、提携のメリットを述べた。

Integoは、セキュリティ関連製品に強みを持つフランスの企業。1997年の創業以来Macintoshにターゲットした製品開発を続け、現在ではアンチウイルスソフトの「VirusBarrier X4」や、迷惑メール対策ソフトの「Personal Antispam X4」、ファイアウォールソフトの「NetBarrier X4」などデスクトップ向け製品のほか、VirusBarrier Serverなどサーバ向け製品を展開している。