ファイルメーカーは12日、デスクトップデータベースソフトの最新版「FileMaker Pro 9」を含む4つの新製品を日本国内で同時発売した。なお、各製品にはWindows版とMac版両方に対応するソフトウェアが含まれる。

今回発売された新製品は、「FileMaker Pro 9」「FileMaker Pro 9 Advanced」「FileMaker Server 9」「FileMaker Server 9 Advanced」の4製品。FileMaker Pro 9は、MySQLとOracle SQL、Microsoft SQL Serverの外部SQLデータソースに対応。また、初心者でも数分でデータベースを作成できたり、名刺やExcelファイル、画像、SQLデータといった情報を1カ所に整理できる機能などを有する。

FileMaker Pro 9 AdvancedはFileMaker Pro 9の全機能が搭載されている他、より効率的なデバッグやトラブルシューティングも行えるという。さらに、PHP Site Assistant 機能を始動できる新しいメニュー項目が追加。FileMaker のデータにアクセスするための一連のPHP Webページを作成できるという。なおこの機能を使用するには、FileMaker Server 9 またはFileMaker Technical Networkメンバーに無償提供される FileMaker Server 9 Development License が必要となる。

FileMaker Pro 9

FileMaker Pro 9 Advanced

FileMaker Server 9は、ネットワーク上のどこからでもユーザのデータベースを管理したり、ステータスをチェックできる他、MS SQL ServerやOracle、MySQLといったSQLデータに接続できるという。また、「FileMaker Server 9 Advanced」はFileMaker Server 9の全ての機能が使えるだけでなく、インスタントWeb公開を使用して、ユーザのデータベースソリューションをウェブに公開でき、最大100ユーザが同時接続することも可能だ。

FileMaker Server 9

FileMaker Server 9 Advanced

価格は「FileMaker Pro 9」が38,000円、「FileMaker Pro 9 Advanced」が58,000円、「FileMaker Server 9」が128,000円、「FileMaker Server 9 Advanced」が320,000円(いずれも税別)。