台風9号が過ぎ去り、日差しが戻った週末の秋葉原。その台風がちょうど接近中の木曜日に、運悪くオープンとなってしまったソフマップ秋葉原本館だが、金曜日も相変わらず混雑しており、初の週末となる今週も多くの人が来店しそうだ。また同じく木曜、昌平橋近くに「FlyBookショールーム」も本格オープンしている。こちらも注目だ。

オープンしたソフマップ秋葉原本館。壁面の広告が印象的な外観だ

こちらはFlyBookショールーム。先月より仮オープンとなっていた

今週は冷却関連の新製品が多い。まだまだ残暑は続くということで、まずはこの話題から紹介していきたい。

AeroCoolの大型CPU/VGAクーラー

AeroCoolのVGAクーラー「Double Power」は、ヒートパイプを採用した大型の製品で、カード本体も含めて3スロット分を占有するという。対応GPUは、NVIDIA GeForce 6800/7600/7800/7900/8500/8600/8800番台、AMD(ATI) Radeon 1800/1900番台ということだが、大型の製品だけに、VGA本体やケース内での干渉には注意したい。価格は3,980円。

AeroCoolのVGAクーラー「Double Power」。大型ラジエータを備える

製品パッケージ。メモリチップ用のヒートシンクも付属する

同じくAeroCoolから、ファン埋め込み型のCPUクーラー「Silver Wind」が登場。9cmファンの周りをフィンが取り囲み、その下にヒートシンクも用意した構造。サイズは130×130×95mmと大型だが、フィンは上半分のみにしか付いていないので、マザーボードへの干渉は意外となさそうだ。価格は4,480円。

フィンの形がちょっと変わっているCPUクーラー「Silver Wind」

Thermalrightの巨大CPUクーラーが展示

T-ZONE PC DIY SHOPにて、日本未発売の巨大CPUクーラー「IFX-14」(Thermalright)のデモが行われている。クーラーの大きさはなんと146×124×161mmで、側面には14cmファンを取り付け可能。しかもフィンは2つに分かれており、それぞれにファンを設置できる。発売日は未定だが、同ショップによると「10月くらいになるのでは」ということだった。価格も未定。

CPUクーラーだけ見ていると分かりにくいかもしれないが、周りのケースファンやVGAの大きさと比べると、その異常な大きさが分かる

表の巨大ヒートシンクだけではなくて、裏面からも冷却できるのが特徴。CPU部からヒートパイプが伸びているが、このモジュールも付属する

オーストリア製のおしゃれなクーラー

高速電脳では、Noctuaというオーストリアのメーカーの製品を発売中。CPUクーラーの「NH-U12F」(12cmファン搭載、7,980円)と「NH-U9F」(9cmファン搭載、6,980円)、チップセットクーラーの「NC-U6」(3,980円)、12cmファンの「NF-S12-1200」(1200rpm、2,980円)と「NF-S12-800」(800rpm、同)、8cmファンの「NF-R8」(1,980円)。

12cmファン搭載のCPUクーラー「NH-U12F」。ウッディな感じのカラーが特徴的

アルミフィンは38枚重ねられており、総表面積は5,000平方cm以上になるとか

日本ではほとんど無名だが、海外サイトでの評価は高いという。CPUクーラーのNH-U12Fは静音性の高さが特徴で、通常は1,200rpm・17dBAだが、付属の「Ultra-Low-Noise Adaptor(U.L.N.A.)」を使用することで回転数が800rpmに下がり、ノイズレベルは8dBAまで減少する。当然、その分冷却能力は下がってしまうが、静音性重視のユーザーには魅力的な製品だ。

同社の製品。カラーリングが統一されている