最後に

Tech・Edは、次世代のMicrosoft技術や製品のプレゼンテーションの場なので、今年披露された多くのテクニカルセッションも、リリースされたばかりの製品や、まもなくリリースされる新製品のデモが中心となりました。おそらく、多くの開発者にとっては、これらの技術に興味があるものの、リリース後も業務で利用できるようになるには、まだ時間を要するだろうというのが本音でしょう。

実際、.NET Framework 3.0を利用しているような現場は少なく、それどころか2.0にすら移行していない環境も多い中Visual Studio 2008や.NET Framework 3.5をすぐに導入するというのは考えにくいものです。ですが、こうした新しい技術を正しく運用すれば、アプリケーションの生産性や信頼性を高めてくれるのは間違いありません。将来に備えて事前に知識を蓄えておくことは重要です。

Tech・Edの価値は公式の場で語られる情報ばかりではありません。筆者は、新しい Microsoftの技術や製品を実際に目にし、Microsoftや参加者がそれらの製品をどのように思っているのか、様々な場を通じて語り合えたことに大きな意義を感じています。

休憩時間中に通路で行われるコミュニティ・リーダー達によるミニセッション形式のUsergroup Street Live!や、スポンサーやMicrosoftによるミニセッション形式のオープンステージ、特定のテーマについてディスカッション形式で進めるBirds of a Featherなど、肩の力を抜いて参加できるセッションも数多く用意されています。

今回、筆者はBirds of a Featherの「どうする? 地方の IT 格差」にMicrosoft MVPの今村さん、佐藤さんと共に登壇させていただく機会もあって、こうしたスペシャルセッションを多く見て回りました。

テクニカルセッションでは聞くことができないマニアックな内容が語られることもあり、違った楽しみ方ができるセッションでした。それから、いくつかのセッションで講師が「詳細はGoogleで検索すると出てくるので……」と発言し、即座に「Live Searchですよ!」とフォローされる場面があったのは内緒です。