Silverlight

Silverlightは、まもなくリリースされる注目の技術であるにもかかわらず、Tech・Ed 2007の中ではそれほど重点的には扱われていなかった印象があります。

細かいところでデモを見かけることはありましたが、Silverlightがメインで扱われたテクニカルセッションは「Expression StudioでデザインするSilverlightアプリケーション」だけでした。しかし、Microsoft社員と非公式な形で対話ができるPeerTalk Lunchなどでは、積極的にSilverlight関連の質問をしている方も見かけられ、やはりTech・Ed参加者にもSilverlightに注目されている方は多そうな印象を受けました。しかし、多くの人はSilverlightが実用できるようになるのはバージョン 1.1以降であると考えているでしょう。

理由はいくつかありますが、Silverlight 1.0は基本的な図形を表現する能力しか持たず、WPFのような高度なコントロールの数々をサポートしていません。そのため、現時点では動画のストリーミングや、サーバー側スクリプトで図形などを動的に生成して表示するといった利用が考えられますが、アプリケーションとして実用できるには能力的に不足しているように思われます。

何らかの主要な(つまりYouTubeのような)WebアプリケーションがSilverlightを採用するようになれば状況も大きく変わります。正式なSilverlightがリリースされ、多くのPCにインストールされるようになれば、企業などにもSilverlightアプリケーションの開発を提案しやすくなります。Microsoftもそのような状況になることを望んでいるのでしょう。