ヤマハは、DSP AVアンプの新モデル「DSP-AX3800」「DSP-AX1800」を発表した。発売は10月20日で、価格は、DSP-AX3800が25万7,250円、DSP-AX1800が17万3,250円。

最新のオーディオ/ビデオ環境にフル対応した「DSP-AX3800」

DSP-AX3800/1800は、HDオーディオ(AC97の次のPCオーディオ規格のことではなく、最新の非圧縮/可逆圧縮のマルチチャンネルサウンドフォーマットの総称)の再生や、DeepColorにも対応したHDMI 1.3a端子を搭載する(4入力/1出力)、ミドルハイクラスのDSP AVアンプ。

アナログ部分/デジタル部分/電源部分の分離を徹底し、2重構造の筐体を採用した「DB(ダブルボックス)コンストラクション」の採用や、バーブラウン製192kHz/24bitDAC/ADCの搭載、ロージッターPLL回路の採用、カスタムメイドの電源トランスを初めとする厳選したオーディオ用パーツの採用などにより、情報量の多い最新フォーマットのソースの正確な表現を可能とした。

また、SACD/DVD Audio/BD/HD-DVDなどのマルチチャンネル音声にも対応したピュアダイレクトモードも装備している。

搭載しているアンプは7ch。定格出力は、DSP-AX3800では各ch140Wで、DSP-AX1800では各ch130W。フロントのバイアンプ駆動にも対応する。

シネマDSPは、新世代のシネマDSP-plusを搭載。DSP-AX3800では、空間の高さ方向の音場データを加えた「3Dモード」も搭載されており、従来の左右と前後のみの拡がりとは異なった感覚を味わうことができる。

視聴している音量/サラウンドプログラムによって、ダイナミックレンジやDSPのレベルを的確にコントロールする、新開発のA-DRC(Adaptive Dynamic Range Control)/A-DSP(Adaptive DSP Level)も採用。マルチスピーカー環境だけでなく、バーチャルスピーカーやヘッドフォンサラウンドを利用している場合でも、高い臨場感を実現することが可能だ。

さらに、アナログデバイセズ社製ビデオエンコーダー/デコーダーの搭載により、入力されたすべての映像をデジタル化。さらに専用のI/Pコンバーターによりプログレッシブ化、アンカーベイ・テクノロジー社製ビデオスケーラーによって、最大1080pにアップスケール出力することが可能となっている(HDMI出力のみ)。

なお、DSP-AX3800には、USBポートや、ネットワーク機能も搭載されており、PCやデジタルオーディプレーヤーとの連携にも便利だ。