Microsoftマッキントッシュ事業部(Mac BU)は米国時間の2日、Macintosh用オフィススイート「Office 2008 for Mac」の発売延期を発表した。開発チームの公式ブログ「The Office for Mac Team Blog」で明らかにされたもの。リリース遅延の理由としては、製品の品質をを適正レベルに引き上げることの必要性が挙げられている。

Office 2008 for Macは、米国での発売は当初2007年後半が予定されていたが、今回の決定により2008年1月中旬にずれ込む。量産工程向けリリース(RTM版)は12月を予定しているが、年内には出荷されない。先日ベータ版がリリースされた「Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0」と「Microsoft Office Open XML File Format Converter for Mac 」の正式版も、Officeの発売からしばらく後のリリースになるとのこと。

Office 2008 for Macは、ユニバーサルバイナリ化された初のMacintosh向けオフィススイート。Windows版Officeと共通のグラフィックエンジンを搭載するなど、表現の互換性向上が図られるほか、標準のファイルフォーマットとしてOffice Open XML Formatsの採用が決定されている。