ネット機能を利用する上で、マルチタスク対応も便利なポイントだ。iPod機能で音楽を再生しながらWebブラウジングでき、同時にバックグラウンドで定期的なメールチェックも行われる。Mailが大きな添付ファイルをダウンロードしていると、Safariの動作が重くなるが、処理が追いつかずに音楽が途切れてしまうというようなトラブルはない。ただ、どのアプリケーションが起動中なのかを把握する術がないのが不便だ。

ファーストインプレッションで、誤ったキーを押してしまうと書いたキーボードだが、かなり速く正確に打てるようになってきた。コツはキーボードに触れたら、キーの拡大表示で正確なキーを押しているかを確認するまで触れたままにしておく。ほとんどのタイプミスは隣のキーを押してしまうパターンなので、違うキーが拡大されたら触れたままの指を正しいキーの方にずらせば修正される。パソコンのキーボードをタイプするように叩いてはいけない。キーをなぞるようにタイプする。キーを押し込んだ瞬間に入力される感覚が染みこんでいるので、キーから指を離した瞬間に文字が入力されるという感覚が身につくまでしばらく時間がかかる。1文字を打つスピードも遅くなるが、結局エラーが少ない方が入力の時間が短くなる。ただ、タッチ操作だし、アルファベットなら手書き入力があった方が便利かなとも思う……。

キーボードは叩くのではなく、なぞる。正しいキーを押していると確認するまで指をディスプレイから離さないのがコツ