米Lightspeed Researchは、Appleの携帯電話「iPhone」が発売された直後の、米国民の購入意識などを調査した最新レポートを発表。iPhoneへの関心は非常に高く、今後も好調な売行きを示すと見られている。

同レポートは、米国時間6月29日のiPhone発売直後の数日間に、米国内の18歳以上の男女39,000人を対象に実施したオンライン調査に基づくとされる。調査結果によれば、iPhone購入ユーザーの45%は、25~34歳男女で占められ、18~24歳男女を合わせると、実に7割の購入者は35歳未満となった。複数台のiPhoneを同時購入したとの回答者も、購入ユーザーの34%に上ったとされる。

iPhone購入ユーザーの内訳

一方、調査時点ではiPhoneを購入していなかった人の6%が、発売時に購入を試みたものの売切れであったと回答。iPhone未購入者全体の32%が購入を希望しており、その過半数が早期購入の予定があると答えたという。最も購入意欲が高かったのは、18~24歳の年齢層で、米国内でも太平洋岸地域の居住者は、他地域の2倍以上となる強い購買意欲を示したようだ。

同調査は、iPhone発売直後に実施されたにもかかわらず、iPhoneについて聞いたことがあるとの回答者が、全体の約9割に上り、実際にiPhone本体を目にしたことがあるとの回答も4割を超えたという。

なお、発売1週間後の今月5日に、34,000人を対象に実施した追加調査では、iPhone購入希望者の約半数は、音楽・映画・インターネット・携帯電話の全機能が1台に統合された点がiPhoneの最大の魅力、と回答。同社CEO兼社長のAnne Hedde氏は「革新的な技術製品を求める傾向は強まっており、今後もiPhoneフィーバーは続いていくと考えられる」とコメントした。