松下電器産業は、ノンカートリッジタイプのPCデータ用4倍速追記型Blu-rayディスク「LM-BR25LD」、および「LM-BR50LD」を発表した。発売日はそれぞれ7月25日、9月25日。価格はオープン。

25GB容量の4倍速対応BD-R「LM-BR25LD」

カートリッジにディスクが収納されていないベアディスクタイプ

50GB容量の4倍速対応BD-R「LM-BR50LD」

ハードコート保護技術によりキズに強い保護膜を実現

LM-BR25LDは片面1層で容量は25GB、LM-BR50LDは片面2層で容量は50GのBlu-rayディスクレコーダブルフォーマットVer. 1.2規格の追記型Blu-rayディスク。DVDの約12倍速に相当する144Mbps、4倍速での記録速度が特徴だ。1層目記録膜と中間層、2層目の記録膜、透明カバー層を0.1mmの間に積層し、さらには1層目記録膜とグルーブ(案内溝)を持つ中間層、高感度記録特性・高光透過性を併せ持つ2層目記録膜を均一な厚みで積層する同社独自開発の高精度レイヤースタック技術により、安定した記録再生特性と4倍速においても片面2層50GBの記録容量を実現している。また、同社独自開発の高感度相変化記録膜の採用により、1~4倍速のいずれの記録速度においても広いパワーマージンの確保を実現し、ドライブの記録パワーにばらつきがあっても記録品質を保つことに成功している。

相変化記録膜には、一般的な追記型ディスクに採用されている有機材料(色素)ではなく新開発の無機系のものが採用され、有機材料の課題のひとつだった太陽光線による記録膜の劣化が少なくなった。