KTFの売上額は1兆3,334億ウォン(約1,730億円)、営業利益は1,007億ウォン(約130億円)となった。前年同期比では、売上額は5.0%増加、営業利益は41.1%減少している。また前期比では、売上額は1.0%減少、営業利益は44.4%も減少している。

ここで目立つのは大きく減少している営業利益だ。KTFはこれについて「加入者誘致競争の激化で、マーケティング費用が増えたため」と説明している。マーケティング費用は3,691億ウォン(約480億円)で、これは前年同期比35.8%、前期比26.2%、それぞれ増加した額となっている。

マーケティング費用の数値としてはSKTより少ないものの、とくに前期比の増減幅でいえば、SKTをはるかに上回っている。KTFがここ最近でいかにマーケティングに注力しているかがかいま見える。

KTFでは「その代わりSHOWの加入者数が(3月1日の)全国サービス以来、48日ぶりに30万人を突破した」と述べている。確かに最近は、これが50万人に達するなど好調ではあるが、営業利益に大きな影響をきたさない程度にマーケティングの効率化をはかることは、今後のKTFの課題といえそうだ。