スクウェア・エニックスは、5月12・13日に開催される「スクウェア・エニックス パーティ2007」に先駆けて、都内でプレ・カンファレンスを実施。発売を控えたものから開発中のものまで、同社が手がける期待のタイトルに関する最新情報を発表した。

発表会は、和田洋一代表取締役社長の「本日発表するタイトルは世界市場と幅広い年代のユーザー層を見据えた、スクウェア・エニックスからのひとつの答えとなります。新しい世代のクリエイターがハードの特性と目指すお客様を思い描きながら、新たな技術的チャレンジを行なっているタイトルでもあります」という自信みなぎる挨拶でスタート。

和田洋一取締役社長

『スターオーシャン』のフルリメイク&新作が登場

先陣を切って新情報が明らかにされたタイトルは、『スターオーシャン』シリーズ。プロデューサー・山岸功典氏からPSPに向けたフルリメイク作品『スターオーシャン First Departure』、『スターオーシャン2 Second Evolution』、さらにプラットフォームは未定ながら『スターオーシャン4』も開発中であることが発表された。

「スターオーシャンの魅力はSFとファンタジーの融合」と話す山岸功典プロデューサー

『スターオーシャン First Departure』は、2Dと3Dを融合させた画面にシナリオやキャラクターが追加された、完全新作と呼べるもの。『スターオーシャン2 Second Evolution』は、キャラクターデザインを一新、プレイヤーキャラクターやフルボイス機能を追加。ともにプロダクションIG.が製作を担当した美麗なアニメーションも魅力だ。最新作となる『スターオーシャン4』は鋭意製作中だという。

『スターオーシャン First Departure』

『スターオーシャン2 Second Evolution』

グラフィックも格段に進化した『スターオーシャン First Departure』

10歳おめでとう、チョコボ!

ここで、サプライズゲストとして会場にチョコボが!!

登場するやつまづいて転んでしまうハプニングも。会場からは笑いと心配の声が上がっていた

しばしの間、報道陣の注目を愛らしい表情としぐさでチョコボが独占する中、「(そろそろ)私の方も見ていただくと……」と、チョコボシリーズのエグゼクティブプロデューサー・橋本真司氏が申し訳なさそうに登壇。

チョコボに主役の座を奪われそうになっていた橋本真司氏

チョコボを主人公にしたシリーズが生誕10周年を迎えた今年、昨年末にDS向けに発売された『チョコボと魔法の絵本』に続き、『チョコボの不思議なダンジョン~時忘れの迷宮~』をWiiにハードを移し開発中あることを公にした。

横山祐樹氏は「あの要素も実装します!」と意味ありげな発言を

同作のプロデューサーの横山祐樹氏によると、時が止まってしまったかのような世界に存在する様々なダンジョンを冒険するものになり、『魔法の絵本』で好評だった要素も実装予定とのこと。