【レポート】

ソニー、HDR対応「BRAVIA」やハイレゾ新製品でトレンド示す - CES 2016

一条真人  [2016/01/07]

1月5日ラスベガス、CES 2016の開催に先立って、ソニーのプレスカンファレンスが行われた。カンファレンスが始まる直前には、会場のスクリーンにカウントダウンが表示され、集まったプレス関係者はそれにあわせて歓声をあげていた。なんとなく、ふわっと始まるほかの多くのイベントに対して、聴衆のハートを同調させる効果があったのではないかと思う。

カンファレンス会場の様子。集まったプレス関係者を取り巻くようにスクリーンが設置されている

オープニング映像に続いて登場した、社長兼CEOの平井一夫氏はまず、ソニーのビジネスが好調であることを紹介。そして、すっかりお馴染みとなった「WOW!」と「KANDO! (感動)」を多用しつつ、スマホ「Xperia」、テレビ「BRAVIA」、ゲーム機「PS4」などさまざまなデバイスを通じて、クリエイティブな喜びを提供していることをアピールした。

ソニー 代表執行役社長兼CEO 平井一夫氏が登場

「FDR-AX53」や「α7S II」が切り開く4K動画撮影

新製品の紹介にあたって登場したのは、Sony Electronics プレジデント兼COOのマイケル・ファスーロ氏。今はYouTubeからスターが生まれる時代であるとして、4Kハンディカムの新製品「FDR-AX53」を披露した。

4Kハンディカム「FDR-AX53」を発表する、Sony Electronicsのマイケル・ファスーロ氏

ファスーロ氏は機能の説明に加え、「解像度は4Kで値段は2K (2000ドル)、凄いでしょ?」と述べたことに、会場が無反応だったので、「今のは笑うところですよ!」とノリ突っ込みしたりした。さらに、自分の飼っているブルドッグの映像を出し、「細部までよく描写されている。自分で飼ってるから細かいところまでわかるんだ!」などと話した。

続いて、Screen Gems社のグレン・ゲイナー氏も舞台にあがり、フルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼「α7S II」の暗所撮影機能の素晴らしさに触れた。また、α7S IIは4K動画の撮影機能も4Kビデオカメラ並みに優れているとゲイナー氏は語った。ちなみに、α7S IIはすでに発売されている製品だ。

α7S IIで撮影した夜景写真などを見ながら、高感度撮影性能について語り合うゲイナー氏(左)とファスーロ氏(右)

ワイヤレスでハイレゾ♪ レコードもハイレゾ♪

続いて、ファスーロ氏はハイレゾオーディオの新製品を次々と発表した。ハイレゾ入門層向けの「h.ear」シリーズからはBluetooth対応のワイヤレス製品が3つ。ポータブルスピーカーの「h.ear go」、イヤホンの「h.ear in Wireless」、ノイズキャンセリングヘッドホンの「h.ear on Wireless NC」が登場した。

そして、サプライズ的にアナログレコードプレーヤー「PS-HX500」も紹介。パソコンと接続することで、アナログレコードの音をDSD音源として取り込めるという。アナログレコードやハイレゾオーディオが注目されるなか、グッドタイミングな製品だ。

h.earシリーズのオーディオ機器

会場の注目レベルも高かった「PS-HX500」

そして、話はBASS周波数レンジ、つまりは低音に移った。80年代や90年代の楽曲に比べ、現在の人気曲はより重低音域にピークが移動しているという。これを受けて、ハイパワーオーディオ「GTK-XB7」などのEXTRA BASSシリーズを拡充する。

ヒップホップが一般的になって以降、人気曲のBASSピークはより重低音域にシフト

EXTRA BASSシリーズ新製品、ワイヤレススピーカー「SRS-XB3」「SRS-XB2」、ヘッドホン「MDR-XB650BT」、ハイパワーオーディオ「GTK-XB7」

日々の生活に溶け込む「Life Space UX」

「Life Space UX」は最近のソニーが力を入れている「自然な生活空間のなかでAVを楽しめるようにする」というようなコンセプトの製品だ。国内では発売済みの「LED電球スピーカー」のほか、今回は家のどこにでも置けそうな「ポータブル超短焦点プロジェクター」や「グラスサウンドスピーカー」が紹介された。

コンパクトでおしゃれなポータブル超短焦点プロジェクター

4K・HDR対応の「BRAVIA X93D」が登場

続いてYouTubeのプレジデントであるルーカス・ワトソン氏が登場。YouTubeも4Kへの対応を推進しているという流れで、ソニーの新しい4Kテレビ「BRAVIA X93D」シリーズが紹介された。X93Dシリーズは、HDRにも対応したことが特徴で、より高い映像表現力を持っている。HDR対応製品は今回のCES 2016のトレンドといえるものだ。

さらに、次世代技術として、超高輝度・高コントラストの「Backlight Master Drive」を用意。CES 2016で参考展示する、85インチパネルは最大4000nitsの明るさと、これまでにないダイナミックレンジの広さを実現したという。

映像コンテンツ事業においては、新しい4Kストリーミング配信サービス「ULTRA」を米国で開始予定であることが明かされた。ULTRAでも、もちろんHDRコンテンツを拡充していく。

HDR対応のBRAVIA X93Dシリーズ

4Kテレビ向けの次世代技術「Backlight Master Drive」。色域だけでなくダイナミックレンジの拡大がトレンドとなる

米国では4Kストリーミング配信サービス「ULTRA」を開始する

カンファレンスの最後は、平井氏が再登壇し、「我々ソニーはよりクリエイティブであることに挑戦する!」という宣言で締めくくった

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