ソニーは2日(ベルリン時間)、ハイレゾ対応のコンパクトオーディオシステム「CAS-1」を、独ベルリンで開催中の家電見本市「IFA2015」で発表した。日本国内での発売時期と価格については明らかにされていない。
CAS-1は、スピーカーアンプやヘッドホンアンプ、USB DACを搭載したセンターユニットと、2ウェイスピーカー×2基を組み合わせたデスクトップオーディオシステム。デジタルアンプ「S-Master HX」を搭載するほか、MP3などの音源をハイレゾ相当に拡張する音質補完技術「DSEE HX」を採用している。
DSDと192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応。センターユニットのフロントに搭載したUSBポートは、USBメモリに録音したDSD、FLAC、ALAC、AIFF、WAV形式の音源を再生できる。スピーカー部には、14mm径のソフトドームツイーターと62mm径のウーファーを備え、広域にわたる再生周波数に対応。このほか、ゲインの2段階調整が可能で、インピーダンスの高いヘッドホンも適切な音量でドライブする。
Bluetooth機能を内蔵しており、コーデックはSBC、AAC、LDACをサポート。NFCにも対応する。また、ソニーのオーディオ機器操作アプリ「SongPal」を使用すると、スマートフォンなどでCAS-1を操作できる。SongPalの対応OSは、iOS 7.0以降、Android 4.0.3以降。
センターユニットに、スピーカー出力用のスクリュー端子と、ヘッドホン出力用のステレオミニジャックを備える。センターユニットはサイズがW55×H178×120mmで、重量が1.3kg。スピーカーはサイズがW95×H178×D172mmで、重量が1.5kg。