ソニーは6月10日、AVアンプ「STR-DN1060」を発表した。発売は7月21日で、希望小売価格は72,000円(税別)。
STR-DN1060は、4K放送やハイレゾ音源の7.1ch/5.1ch出力に対応したAVアンプだ。HDMI端子は6入力/2出力を装備。このうち、1入力/1出力がHDCP 2.2に対応しており、4K放送チューナーとの接続に使用できる。従来画質の映像を4K相当にアップスケールする機能も用意している。また、フロントとリアに1系統ずつMHL 3.0兼用のHDMI端子を備え、スマートフォンからの4Kコンテンツ伝送にも対応している。
ハイレゾ音源再生は、192kHz/24bitまでのFLAC/WAV/AIFF/ALACと5.6MHzまでのDSDに対応。WAVファイルでは7.1ch、FLAC/ALAC/DSD 2.8MHzでは5.1ch音源の再生も可能だ。MP3形式などの非ハイレゾ音源を192kHz/24bit相当の解像度にアップスケールする「DSEE HX」も搭載している。
アンプの定格出力は各チャンネルとも165W(6Ω)。サラウンドバックチャンネルをフロントチャンネルに割り当てて、バイアンプ駆動とすることもできる。サラウンドバック用のアンプや2系統あるHDMI出力を利用したゾーン出力も可能だ。
ネットワークは有線LANとWi-Fi、Bluetoothに対応。DLNA 1.5やAirPlay、Google castによる音楽サービスを利用できる。Bluetooth接続においては、ソニー独自の高音質音声コーデック「LDAC」もサポートする。
HDMI以外の入出力端子は、コンポーネント映像端子が1入力/1出力、コンポジット映像端子が2入力/1出力、光デジタル音声入力が2系統、同軸デジタル音声入力が1系統、ライン入力が4系統、USB Type Aポートが1系統となっている。オーディオフォーマットはDolby TrueHDやDTS HDマスターオーディオなどのロスレスフォーマットに対応するが、Dolby AtmosやDTS:Xには非対応だ。