パナソニックは10月1日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのレンズ交換式モデル「DMC-GM5」を発表した。パッケージはボディのみのものと、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属するレンズキットが用意される。発売は11月13日で、いずれも価格はオープン。推定市場価格はボディのみが90,000円前後、レンズキットが100,000円前後だ(いずれも税別)。

「LUMIX GM5」

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パナソニック、超小型ボディにEVFを搭載したミラーレス一眼「LUMIX GM5」(2014年9月15日)

マイクロフォーサーズ規格を採用するミラーレス一眼タイプの「LUMIX」の中でも特にコンパクトさを重視して設計された「LUMIX GM」シリーズ新モデル。海外では、2014年9月にドイツで開催された「Photokina 2014」において発表されていた。

2013年10月に発表された前モデル「DMC-GM1」にはなかった装備として、新たにEVF(電子ビューファインダー)を採用。EVFを搭載しつつも、ボディサイズの大型化が抑えられている。EVFの表示画素数は116.6万ドットで、色再現率は100%だ。EVF搭載により内蔵フラッシュは省略されたが、上部に追加されたホットシューに外付けのストロボを装着することができる。

背面には116.6万ドット表示のEVFを搭載

撮像素子には、従来機・DMC-GM1と同世代のLive MOSセンサーを採用。半導体の微細化プロセスや受光面積が拡大されたフォトダイオード、形状の工夫されたオンチップレンズにより高い集光効率となっており、高感度撮影に強く、最大でISO25600の撮影に対応する。また、動画撮影は新たにフルHD/60p記録に対応した。

ボディデザインも一新。マグネシウム合金がボディ素材に採用されているほか、アルミ削り出しのダイヤル、シボ目革の外装が高級感の漂う外観となっている。そのほか、静電容量式のタッチパネルや、Wi-Fi(無線LAN)接続機能、マニュアルフォーカス時の合焦位置を確認できる「フォーカスピーキング」などを搭載。Wi-Fi接続機能では、専用アプリ「Panasonic Image App」をインストールしたスマートフォンやタブレット端末に画像を転送したり、スマートフォンからカメラのリモート操作を行ったりすることができる。

主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズマウントで、撮像素子が有効1,600万画素の4/3型Live MOSセンサー、対応感度がISO200~ISO25600(拡張設定でISO100を利用可能)、シャッター速度が1/16,000~60秒、連写性能が5.8コマ/秒(AF追従:5コマ/秒)となっている。背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式(タッチパネル)、動画撮影時の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60pだ。

バッテリーは専用のリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影可能枚数は約250枚(モニターでの撮影時)、約260枚(EVFでの撮影時)。本体サイズはW98.5×D36.1×H59.5mm、質量は本体のみで約180g、バッテリーとメモリーカード、レンズキット付属のレンズを含む状態で約281g。