パナソニックは9月15日(現地時間)、ドイツで開催される「Phontokina 2014」のプレスカンファレンスにおいて、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのレンズ交換式モデル「DMC-GM5」を発表した。日本での発売は現時点で未定となっている。

「LUMIX GM5」。カラーはブラック、レッド、グリーンの3つがラインナップされる

レフレックスミラーを省略したミラーレス一眼タイプのレンズ交換式「LUMIX」シリーズ新モデル。マイクロフォーサーズ規格を採用するレンズ交換式「LUMIX」の中でも特にコンパクトさを重視して設計された「LUMIX GM」シリーズの新モデルに位置付けられる。ボディ素材にはマグネシウム合金を採用。アルミ削り出しのダイヤルやシボ目革の外装と相まって高級感が演出されている。

DMC-GM5では、2013年10月に発表された前モデル「DMC-GM1」からボディサイズの大型を抑えつつも、新たにEVF(電子ビューファインダー)を搭載している。EVFの表示画素数は116.6万ドットで、色再現率は100%となっている。EVFを搭載したことで内蔵フラッシュは省略されたが、上部にホットシューが新たに備えられ、外付けのストロボを追加可能となった。

背面。116.6万ドット表示のEVFを備える

撮像素子には、DMC-GM1と同世代のLive MOSセンサーを採用。半導体の微細化プロセスやフォトダイオードの受光面積拡大、オンチップレンズ形状の工夫により高い集光効率となっており、高感度撮影に強く、最大でISO25600の撮影に対応する。また、動画撮影は新たにフルHD/60p記録に対応した。

そのほか、静電容量式のタッチパネルや、Wi-Fi(無線LAN)接続機能、マニュアルフォーカス時の合焦位置を確認できる「フォーカスピーキング」などを搭載。Wi-Fi接続機能では、専用アプリ「Panasonic Image App」をインストールしたスマートフォンやタブレット端末に画像を転送したり、スマートフォンからカメラのリモート操作を行うことができる。

主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズマウントで、撮像素子が有効1,600万画素の4/3型Live MOSセンサー、対応感度がISO200~ISO25600(拡張設定でISO100に対応)、シャッター速度が1/16,000~60秒、連写性能が5.8コマ/秒(AF追従5コマ/秒)となっている。背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶方式(タッチパネル)、動画撮影時の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60pだ。