不動産総合情報サービスのアットホームは、1都3県在住で、賃貸アパート・マンションで暮らす10~20代の独身男女600名を対象に、一人暮らしの実状を把握するための調査を実施した。同社が用意した、初めて一人暮らしをする上で経験する(であろう)さまざまな出来事について、共感できるものや実際に体験したものに「ある」と回答してもらった。

若者の一人暮らしの実態が浮き彫りに-「アットホーム」サイト-イメージ

「隣に住んでいる人の名前を知らない」( 80.8%)、「一人暮らしを始めて両親に優しくなった 」(41.8%)、「寂しくて部屋にいる時は携帯電話を握っている 」(18.5%)などなど、少数意見やフリーアンサーを含め、現代の若者ならではの世相を反映した暮らしの実態を垣間見られる結果となった。

主な調査結果は以下の通り(一部抜粋)。

●初めての部屋探し・引越し
「一人で不動産会社に行くのが不安で友人(恋人)に付いてきてもらった」…26.2%
「役所での移転手続きの面倒くささに驚いた」…38.0%
「壁に画鋲やピンを刺していいか悩む」…40.5%

●隣人等との関係
「隣の部屋に住んでいる人の名前を知らない」…80.8%

「出掛ける際に、隣の部屋のドアが開く音が聞こえると、顔を合わせたくないのでちょっと待つ」…63.1%
「自分の玄関ドアののぞき穴から隣の人がどんな人かチェックした」…28.8%

●初めての一人での生活
「時間が合わず、宅配便を受け取るのに苦労する」…61.3%
「起きたら夕方だった」…57.8%
「引越し後もダンボールが家具の一部になっている」…51.5%
「床に落ちている髪の毛の多さに驚く」…64.3%

●食事
「料理の楽しさに目覚めた」…43.8%
「いっぱい作ったカレーを3日間食べ続けた」…43.7%
「一人分の適量が分からず、必ずご飯を作りすぎる」…46.0%
「手料理よりインスタント食品の方が安上がりだと気付く」…46.2%

●自身に起きた変化
「トイレの扉を開けたまま用を足すようになった」…63.7%
「テレビに向かって話しかけるようになった」…34.2%
「両親に対して優しくなった」…41.8%

●一人暮らしの寂しさ
「誰かに『行ってらっしゃい』言われると感動するようになった」…40.5%
「風邪をひくと実家に帰りたくなる」…38.5%
「静かなのが寂しくてテレビを点けるようになった」…44.7%
「部屋で、一人で誕生日をお祝いした」…36.3%

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