アットホーム株式会社は、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2012年3月期の新築戸建て・中古マンションの登録価格および成約価格について発表した。新築戸建ての成約価格は、前年同月と比べると15カ月ぶりに下落したことが明らかとなった。

同社によると、首都圏の新築戸建て登録価格の平均は1戸あたり3,200万円。前年の同月と比べると1.9%下落し、2カ月連続のマイナスで、前月比は1.9%上昇し3カ月ぶりのプラスとなった。また成約価格は1戸あたり3,107万円で、前年の同月と比べると2.1%下落し15カ月ぶりにマイナスに。これは東京23区の成約が価格の安いエリアに偏ったことなどが要因であるという。神奈川県では、価格の高い横浜市の成約が好調で、前年比・前月比ともに上昇した。

また、首都圏の中古マンション登録価格の平均は1戸あたり2,154万円で、前年の同月と比べると6.6%下落し、前月比は7.4%下落しマイナスとなった。成約価格は1戸あたり2,296 万円で、前年の同月と比べると3.4%上昇しプラスに。東京23区で3,000万円以上の物件の成約が増加し、前年比で12.0%、前月比で21.2%の大幅上昇となったことが要因であるとのこと。また、他のエリアでは、1,000 万円未満の物件の割合が10ポイント前後上昇しており、低価格志向が顕著となっている。

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