7月1日、韓国・ソウルにおいて、韓国サムスン電子がSSD技術や新製品に関する発表会「2014 Samsung SSD Global Summit」を開催した。目玉だった「3D V-NAND」とSSDの新製品については別記事でお伝えしているが、ここでは他の講演と、あまり知られていない2日目のツアーを紹介していきたい。
関連記事
【特別企画】3D V-NAND採用の超高速2.5インチSSD - 「Samsung SSD 850 PRO」の性能を検証
【レポート】SATA 6Gbpsの限界か? - 新型SSD「Samsung SSD 850 PRO」の日本発売は7月下旬から8月上旬
【レポート】「Samsung SSD 850 PRO」が搭載する3D V-NANDとは - 2014 Samsung SSD Global Summit技術プレゼンより
■Samsung、V-NAND採用の新型2.5インチSSD「Samsung SSD 850 PRO」
世界各国から100名超のIT系メディア関係者が集まる一大イベント
Samsung SSD Global Summitは今年で3回目となるが、筆者は毎年参加している。世界中からIT系のメディアが集まるワールドワイドな発表会だ。アメリカやヨーロッパ、アジアなど、それぞれの国を代表するIT系のメディア関係者や著名ブロガーが100名以上招待される、まさに「Global Summit」と呼ぶにふさわしい。
Samsung SSD Global Summitは、毎年2日間にわたるイベントであり、初日が新製品および新技術の発表会、2日目がサムスンの工場やショールームなどを回るツアーとなる。ツアーの様子は後半で紹介することにして、まずは以前のレポートで触れていない1日目の講演について触れたい。
キム・オンス氏による歓迎スピーチ
最初に、サムスン電子のメモリブランドマーケティングチームのリーダーであり、シニアバイスプレジデントのキム・オンス氏が、開会を歓迎するスピーチを行った。
同氏は、サムスンのSSD事業は非常に好調で、年率30%の成長率で伸びているとし、2014 Samsung SSD Global Summitのコンセプトである「The New Breed of Performance」を紹介した。