Kaby Lake-X版の「Core X」も発売に
Intelの新型CPU「Core X」シリーズの下位モデルとして、Kaby Lake-X版が登場。「Core i7-7740X」「同i5-7640X」の2モデルが発売となった。最初に発売されたSkylake-X版の3モデルはi9/i7だったので、i5ブランドはこれが初めてとなる。コア数は4個に抑えられており、TDPは112Wとやや控えめ。価格と主なスペックは以下の通りだ。
モデル | C/T | クロック | L3 | メモリ | PCIe | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
i7-7740X | 4/8 | 4.30/4.50GHz | 8MB | DDR4-2666 | 16 | 43,000円前後 |
i5-7640X | 4/4 | 4.00/4.20GHz | 6MB | DDR4-2666 | 16 | 31,000円前後 |
どちらも4コアだが、i7-7740Xは8スレッドで、i5-7640Xは4スレッド。また上位モデルとの大きな違いは、PCI Expressのレーン数である。Skylake-Xの44/28レーンに対し、Kaby Lake-Xではわずか16レーン。同じマザーボードであっても、使用するCPUによって拡張スロットの帯域が大きく変わるので注意して欲しい。
M.2スロット×5の最上位X299マザーボード
MSIの「X299 XPOWER GAMING AC」は、Core X用のE-ATXマザーボード。オーバークロック性能を追求したモデルで、5GHz超の動作をも可能にするという。M.2スロットはオンボードで3つ。さらに2つ追加できる拡張カードが付属しており、合計5スロットが利用可能だ。M.2用のヒートシンクも用意されている。価格は67,000円前後。
また、一部のショップではこの製品の購入特典として、Corsair製のオールインワン型水冷CPUクーラー「H100i v2」をプレゼントするキャンペーンを実施していた。24cmラジエータが付属する強力なモデルで、Core Xの水冷化にもちょうど良いだろう。実施していたのは、パソコン工房 秋葉原 BUY MORE店など。