HOYAの手がける音声合成ソフトウェア「ReadSpeaker(リードスピーカー)」が、東海道新幹線の駅で列車の接近・到着・発車を知らせる音声放送に採用された。5月25日から実装されている。

  • 東海道新幹線の駅構内放送に「ReadSpeaker」を採用

  • 「ReadSpeaker」は大手企業をはじめ、日本国内の1,700社以上で利用されているという

「ReadSpeaker」はテキスト情報をAI技術で音声化するソフト。今回は「ReadSpeaker」のAI音声合成ソフト「speechMaker Desktop」を用い、テキストから音声へ変換する際に雑音耐性のある音声へ自動で変換する機能を初めて搭載した。これにより、新幹線の駆動音や荒天時の環境音、雑踏音など雑音の多い環境下でも、より聞き取りやすい音声を利用者に提供できるようになったという。

ナレーションを追加する際、そのつどスタジオとナレーターを手配する必要もなくなり、コンコース・ホーム上で流す情報を簡単に追加できるとしている。