発表会場のタッチアンドトライコーナーでは、2つのポータブルプレーヤーと3つのヘッドホンを組み合わせて試聴できるようになっていた。
音質に関しては好みによるところが大きいが、どの組み合わせもハイレゾの高解像度を十分に楽しめると言う印象だ。実際に手にとって印象的だったのは、やはりサイズ感。手のひらにすっぽりと入る大きさは持ち運びがし易い。もっと薄く、軽い形状にもできたとのことだが、「持ちやすさを考慮してのサイズ感」と言っているだけあり、まさに大きすぎず、小さすぎずと言った感じだ。
宮城社長の言う5万円以下の組み合わせとしては、rubatoとCH5 (50,000円)、privateとCH5BL (48,500円)がある。どちらの組み合わせで購入するかが悩ましいところだが、せっかくバランス接続対応なので、CH5BLは使いたいところ。
3,500円のオーバーを許すなら、rubatoとCH5BLの組み合わせ(53,500円)もいける。ちなみにケーブル着脱式(MMCX端子)のCH9は、バランス対応の2.5mm4極ケーブルに変更すれば、バランス接続ができるとのこと。ただし、パイオニアから専用ケーブルを発売する予定はなく、ケーブルメーカーのものを使うことになる。
小型軽量でハイレゾプレーヤーとしては十分過ぎる機能を持ちながら4万円台という高いコストパフォーマンスは、オンキヨーとパイオニアどちらのプレーヤーを選んでも確かだろう。初めてのハイレゾプレーヤーとして、どちらも大本命と言えるモデルだ。