今回の研究で測定されたリュウグウ試料(Ryugu)、イヴナ隕石(Ala、Org)、その他の炭素質隕石(TL、Tar、Mur、Alle)のε54Crおよびε50Ti。両天体のε50Tiは、先行研究で測定されたイヴナ隕石の値(紫色の楕円)とほぼ一致するが、ε54Crは先行研究より低い値から高い値まで大きく変動する。Ala、Org、TL、Tar、Mur、AlleはそれぞれAlais、Orgueil、Tagish Lake、Tarda、Murchison、Allendeの省略名。なおε54Crとε50Tiは、試料が持つ54Cr/52Crと50Ti/47Ti比の標準物質からのずれが1万分率で表されたもの (c)Yokoyama et al.,2023を一部改変したもの (出所:プレスリリースPDF)
東大など、地球の地下約2900kmの化学的不均質は水が原因ではないことを解明
極地研など、北海道で目視された異常に明るい赤いオーロラの謎を解明
JAXA公開の衛星データから能登半島地震を調査(前編) - データを整理し被害を可視化
JAXA公開の衛星データから能登半島地震を調査(後編) - 解析の正確性を検証
KEKなど、複雑だった「原始重力波」の理論計算を簡易化することに成功
無限に広がる大宇宙や話題のドローンといった航空関連に関わる情報やトレンド、ホットなニュースを毎日更新。ロケットや人工衛星、宇宙飛行士、天文観測、ドローン、エアレースなど、身近な話題から素粒子やダークマター、重力波といった、最新科学の話題まで、詳細な説明付きで紹介します。