スピン交換結合(J)の電気制御。量子ビット2を下向きスピンと上向きスピンの重ね合わせ状態にした上で、量子ビット3のスピン共鳴スペクトルの分裂を測定することにより、量子ビット2と3の間のJが測定可能となる。(右下)障壁ゲートB3の電圧が0Vに近いときは、2つの量子ドットはほぼ結合しておらず、Jは0に近い。(右上)B3に正電圧を印加して結合が強められると、徐々に共鳴ピークは2つに分裂し、その間隔は大きくなっていく。この試料においては、Jを0.3MHzから30MHz程度まで制御可能だという。また、ここでは量子ビット2と3の測定結果が紹介されているが、1と2の組み合わせについても同様に交換結合を制御できるとしている (出所:理研Webサイト)
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