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インフルエンザに合併する細菌性肺炎の発症メカニズム。インフルエンザウイルスが上気道に感染すると、分子シャペロンGP96が細胞表層に誘導される。同時に、GP96のシャペロン機能によりインテグリンの細胞表層での発現量が増加する(STEP1の(1))。肺炎球菌は、菌体表層に発現する「AliA」および「AliB」を介して、細胞表層のGP96やインテグリンに結合し、上気道に定着する(STEP1の(2))。その後、上気道への細菌の定着が契機となり、下気道でのGP96の発現量が増加することにより、ウイルスと細菌が下気道に伝播する(STEP2の(1)、(2))。下気道に到達したウイルスと細菌により、肺組織に過剰な炎症応答や出血などが引き起こされ、重症肺炎の病態が形成される(STEP2の(3)) (出所:阪大Webサイト)

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