今回の実験のセットアップ。超伝導リングサイクロトロンで加速した78Krをベリリウム標的に照射し、超伝導RIビーム生成分離装置を利用して70Krビームが生成された。それが金標的に照射され、クーロン励起で励起準位を作り、脱励起ガンマ線を高効率ガンマ線検出器にて観測が行われた。右下のグラフはゼロ度スペクトロメータで70Krが観測された際のガンマ線のエネルギー分布。それから70Krの励起準位が生成された確率(電気遷移確率)を求めることが可能だという (出所:理研Webサイト)
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