国立天文台の所有する天文学専用スーパーコンピュータのアテルイIIによる、ジェットと銀河団磁場の相互作用の3次元磁気流体シミュレーション。オレンジから青の部分はガスの速度が表されており、オレンジ色であるほど速度が速い(画像下側の方が速い)。そして、磁力線を表したものが黄色い線だ。まっすぐに進んだジェットはアーチ型の磁場にぶつかることで、ジェットの進む向きを磁力線の方向(画像左右)に徐々に変えていく。ジェットの内側のガスはさまざまな向きに運動しているため、最初はそろっていた磁場も複雑に絡まり合う。磁力線に沿ってジェットが伝わる際に、ジェットが上向きに進む力が少し残っているために、左右に伸びた磁力線がジェットによって持ち上げられる様子が見て取れる。この磁力線が持ち上がった部分が、折れ曲がったジェットの先端になる。(c) 大村匠、町田真美、中山弘敬、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト (出所:国立天文台 CFCA Webサイト)
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