プリント基板の総合メーカーであるキョウデンは、同社の強みである「短納期 × 高品質」をさらに追求するため2020年ごろからDX推進の取り組みを開始した。
しかし、M&Aで成長してきた背景からグループ内における文書管理などの仕組みが複雑化しており、その運用管理の負担はDXの推進を妨げる恐れがあった。そこで老朽化したワークフローシステムのリプレイスをきっかけに、新しい文書管理システムの導入、プロセスの標準化、システムの一元管理を目指したのである。
同社がこの取り組みをはじめてから運用開始まではわずか3ヵ月だったという。短期導入を実現し、DX推進に向けた情報共有やデータ活用のための基盤を築いた同社の取り組みとは、具体的にどのようなものだったのだろうか。