毎年7月の最終金曜日が「システム管理者の日」というのをご存知でしょうか。この日は2000年からアメリカで実施されている、システム管理者の労をねぎらう記念日です。

本年(2024年)は7月26日がその「システム管理者の日」に当たり、Intel vPro® プラットフォームをはじめ企業ITを支えるソリューションを提供し、長年にわたり情シスに寄り添い続けてきたインテルでは、「情シスがいなければ守れないビジネスがある――すべてのITヒーローにエールを贈ろう」と題し、さまざまなパートナー企業やメディアと協力して、この日に合わせて全ての情シスへ感謝を伝え、エールを贈る特別施策を実施しています。

その情シスに感謝を伝える施策の一環として、TECH+では「インテル × TECH+」の特別企画となる座談会を開催しました。マイナビの情シス部門となるデジタルテクノロジー戦略本部の八角 雅明さんに、普段あまり伝える機会のない日頃の感謝を、TECH+で働いている社員から直接伝える、という特別企画となっています。

ビジネスとITが切っても切り離せない関係である現代において、情報システム部門やシステム管理者というのは、企業において絶対に欠かせない人達であることは間違ありません。企業活動を支える情シスは、まさに“ITヒーロー”といえる存在です。自社の情シスがいるからこそ、日々の業務が滞りなく行えていることを改めて理解し、みなさんも感謝の気持ちをITヒーロー達に伝えてみてはいかがでしょうか。

参加者紹介

株式会社マイナビ:
デジタルテクノロジー戦略本部 デジタルプラットフォーム統括本部
コーポレートIT統括部 統括部長 八角 雅明 さん

TECH+ 7年目社員:
井上 紘太 さん

TECH+ 2年目社員:
川上 陽香 さん

TECH+ 2年目社員:
坂下 駿平 さん

TECH+メンバーから集まった感謝エピソードをデジ戦にお届け!

本日はよろしくお願いします。今回の座談会に参加するにあたり、デジタルテクノロジー戦略本部(以下、デジ戦)に対しての感謝エピソードを、TECH+のメンバーにヒアリングしてみました。
ユーザーサポートの面では「皆さん親身になって対応してくださり心が救われました」「いつも迅速に対応してもらえて感謝しています」など、システム・ツール周りですと、「マニュアルが充実していて助かります」「生成AIなどの先進技術を使える環境を整えてもらいました」といった感謝の言葉が続々と出てきました。本当にいつもありがとうございます!

坂下さん
八角さん

サポートしたメンバーが直接お礼を言われることはありますが、こうして改まって感謝の言葉をいただく機会というのはあまりありません。なので少々照れくさい気分になりますね。(笑)

私も、入社したばかりで何もわからなかったころは、出勤簿が付けられなかったり、社内ポータルに入れなかったりしたときに、とても焦って電話で問い合わせしたことがありました。とても丁寧に説明していただけて、安心したことを鮮明に覚えています。その節は本当にありがとうございました。

川上さん

TECH+全体としては、PC周りの導入・運用サポートはもちろんですが、近年では記事録作成ツールも開発していただきました。デジ戦で設けてくれた“何でも相談窓口”で、四苦八苦しながら素人なりに要望を伝えたのですが、デジ戦の方が綺麗に我々の要望を汲み取ってくれて、使いやすいツールに仕上げていただけました。

井上さん
八角さん

以前から社員のリクエストを受け付ける仕組みはあったのですが、ツールの開発などには対応できない事も多く……。ですが、デジ戦という組織になったことで、“ITを使いこなすことが業務の効率化や業績の向上に直結する”という意識が強くなり、全社員に開いた窓口を用意し、ツールの開発というところにまで踏み込んでいきました。開発リクエストに応えられるようになったことは、会社としてアクセルを踏む強さと方向が変わるきっかけとなったと感じています。

その他に、長年在籍している社員からは、「新型コロナウイルス感染症の拡大、いわゆるコロナ禍に、急ピッチでテレワーク環境を構築してくれて、スムーズにテレワーク、ハイブリッドワークに移行できたことが、本当に助かった」という声がとても多かったです。以前にIntel vPro® プラットフォームの記事でも少しコロナ禍のお話しについて触れられていますが、実際に対応された八角さんとしては、当時の苦労も多かったのではないでしょうか。

坂下さん
八角さん

その当時は、2020年3月に日本政府から緊急事態宣言が出ましたが、実はその前から対応の検討は進めていたんです。当時はデジ戦の前のシステム統括本部という組織で、私は社内向けのITを管理する立場でした。緊急事態宣言が出てからは本当に苦労の連続で……。
最初は確か500人ほどにリモートデスクトップ環境を用意して、家から会社のPCに繋げられるようにするところからスタートしました。それがうまくいったので社員にヒアリングしたところ、2,000人くらいからリクエストがきて、次は1週間程度で2,000人のリモートワーク環境を構築することになりました。最初の2カ月くらいは本当に毎日が突貫工事で大変でしたね。

そんなに短期間で、本当にすごいです……。実際に、1週間で2,000人のリモート環境の構築ってできるものなんでしょうか?

坂下さん
八角さん

それはもう、全員で血の滲むような思いをしながら構築していました。(笑)

実際、八角さんたちが作ってくれた環境で業務をこなしていましたが、短期間で構築された環境でありながら、トラブルがほとんど生じなかったことに驚いた記憶があります。

井上さん
八角さん

そうですね。突貫工事ではありつつ、各業務で問題なく動作するかの検証や、各ユーザーが環境を利用する際の手順整理にはある程度時間をかけました。それを踏まえてベンダーさんにも協力いただき、“マイナビ専用環境”を作ってもらったこともあり、大きなトラブルを防ぐことができたと思っています。

今の環境が当たり前だと感じられるのは、情シスが支えてくれているから

コロナ禍当時、TECH+では営業担当など社員の中でも一部だけがモバイルノートPCを使っていて、内勤部署では基本的にデスクトップPCが支給されていました。テレワークの導入で一気にモバイルノートPCへの置き換えが進みましたが、こうしたPC導入・運用面でも苦労されたのではないでしょうか。

井上さん
八角さん

確かに、社内のPCすべてをモバイルノートPCに移行するというのは大きなチャレンジでした。単に形状が変わるというだけではなく、持ち出しベースの運用ということで、管理体制やセキュリティの見直しも不可欠となります。紛失や盗難を踏まえて、PC内のデータが流出しない仕組みを構築する必要があり、実際にセキュリティ対策のレベルは一気に2段階、3段階アップしています。その他にも、短期間でエンドポイントセキュリティソフトの入れ替えを行ったり、社外からの通信をコントロールして最適化を図ったりと、環境構築時に苦労したポイントは多岐にわたります。

普段は全く意識したことなかったのですが、今私が使用しているノートPCが手元に来るまでに、こんなにも色々なことが考えられていたんですね。2年目の私は、入社時からノートPCを支給され、在宅でのテレワークも可能な環境でスタートしているので、持ち運びできないデスクトップPCで仕事をするというのは想像がつきません。

川上さん
八角さん

そうですね。当時は、デスクトップPCでないと業務によっては快適に作業できないという側面もあったと思います。たとえばTECH+のような制作の仕事では、画像の編集などマシンパワーが必要になる作業も多いでしょう。そのほかにも、データの集計・分析などを行う部署では数万行に及ぶExcelファイルを扱ったりして、当時のノートPCではなかなかつらいものがありました。もちろん、高性能なノートPCもありましたが、コストフォーマンスを考えるとデスクトップPCが最適解となっていました。

確かにあの頃は、高負荷な作業はデスクトップPCじゃないといけない、という考え方が当たり前だったように感じますね。いまでは、ノートPCでも全く不満なく仕事ができていると思うと、ノートPCの進化にも驚きです。

井上さん

僕たちは入社当時から今に至るまで、支給されたノートPCで不自由無く働いてきており、それが当たり前だと感じていました。ですが、その裏には運用やセキュリティはもちろん、それぞれの職種や業務内容まで考えてくれているデジ戦の方々がいたからこそ、当たり前だと感じられていたんですね。

坂下さん

ITの運用管理だけじゃない! 企業支えるITヒーローに感謝を

その他にも、コロナ禍の新入社員への情報セキュリティ研修などはリモートで行ったり、マニュアルもどんどん更新されたりしていると思います。これらもデジ戦の方がやっているんですよね?

井上さん
八角さん

そうなんです。近年はコンテンツなどもかなり刷新しました。以前であれば対面で伝えるのが基本だったので、意識的に簡素な資料にしていた面もあったのですが、リモートでとなってある程度ドキュメントの内容を濃くするなどの工夫を図っています。今は動画コンテンツを拡充し、研修やマニュアルなどもより分かりやすくして、ユーザーが好きなタイミングで確認できるようにしたいと思っています。

マニュアルや教育コンテンツなどもデジ戦の方が作っているんですね……! 今回、座談会に参加させていただいて、同じ社内の部署であるはずなのに、デジ戦のみなさんの仕事内容や苦労を何も知らないということを実感しました。改めてデジ戦、情シスの方々に支えられて仕事ができていると思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

川上さん
八角さん

こちらこそ、ありがとうございます。こうして情シス部門がフォーカスされるようになったことは、私も含めてメンバーのモチベーション向上につながりますので、インテルさんの今回の施策であったり、ユーザーの皆さんから感謝の言葉をいただけたり、非常にありがたく思っています。これからも、単にITを運用・管理するのではなく、従業員の皆さんからの意見を集約して、ITを用いた業務の効率化や業績の向上に貢献していければと考えています。

長年にわたり情シスの味方であり続けてきたインテルの思い――Intel vPro® プラットフォームがITヒーローを支える

座談会最後の八角さんの言葉の通り、情シスの本来の業務は、“ITを用いた業務の効率化や会社の業績の向上”であり、言い換えれば企業のIT戦略を検討、実行することが一番重要な業務になります。

しかし、現代の企業において、ITが生命線となってしまったことで、情シスやシステム管理者に対する負荷は増加し続けており、たとえば「PCが起動しなくなったら、仕事ができない」「社内システムがダウンして生産ラインが動かない」「サイバー攻撃を受けて情報が流出した」など、IT関連でトラブルが起こるだけで、企業活動は簡単に止まってしまうでしょう。そのため、多くの情シスは本来の業務にリソースを割けず、ユーザーサポートやIT資産管理、トラブルシューティングといった企業におけるITの管理運用の仕事に追われており、DXという言葉が一般的となった現在でも社会に根強く残る課題となっています。

そのなかで、全ての情シスが本来の業務に専念できるように、さまざまなサービスや製品で解決策を示してきたのがインテルです。インテルでは2006年から、Intel vPro® プラットフォームという、ビジネス向けPCのプラットフォームを提供してきました。このIntel vPro®は上述した情シスが本来の業務にリソースが割けないという課題に対し、少しでも情シスの負担を減らし、助けになりたいというインテルの“思い”から生まれ、今日まで20年近くにわたって情シスに寄り添い続けています。

今回の座談会の内容からもわかるように、情シスの皆さんが普段行っている業務や苦労というのは、ユーザーにまで伝わっていない事が往々にしてあると思います。今回の座談会でも、2年目社員である川上さん、坂下さんが改めて情シスがいなければ普段の業務がままならないことに気付いたように、自分たちの業務が自社の情シスによって支えられていることに気付いた方も多いのではないでしょうか。そのうえで、情シスの方々はより一層、生産性の向上や業務の効率化、企業の成長などを支える役割を果たしています。

企業の活動を支え続けてきたITヒーロー達、そしてそのITヒーローを支えて行くのが、インテルです。「情シスがいなければ守れないビジネスがある」をテーマに、システム管理者の日に向けた取り組みを進めるインテルは、今後も情シスの良き理解者として、ITヒーローの強力な味方として、在り続けてくれるはずです。

  • ロゴ

【システム】管理者の日 インテルの取り組みをご紹介

インテルでは7月26日に合わせて、各種パートナー企業とメディアと協力し、東京メトロ社内での中吊り広告を実施中!

  • 中吊り

    各種メディアのバージョンがあり、画像は実際のTECH+バージョン

情シスの日々の苦労や悩み、実情をモチーフにしたクリエイティブが掲載されており、ユーザーにとって「情シスの方々へ感謝するきっかけ」になって欲しいというインテルの思いが込められています。

いくつかパターンがあるので、是非チェックしてください!

【その他にも! 】 インテル×情シスのタマちゃん コラボを実施中

インテルでは、TECH+人気連載4コマ漫画の「情シスのタマちゃん」とコラボし、情シスの方々へ向けて“情シスあるある”などを発信しています。

,A@タマチャン|

特別連載
「情シスのタマちゃん supported by lntel vPro® プラットフォーム」
Intel vPro®が支える、情シスのタマちゃんこと田丸さんの日常を紹介しています。

特別企画 情シスのタマちゃん×現役情シス 座談会
「情シスのタマちゃん supported by lntel vPro® プラットフォーム」
タマちゃんと同じく情シスとして働く読者をお呼びして、“情シスあるある”について話し合いました。

関連リンク

[PR]提供:インテル