コロナ禍を経て、消費者の購買動向は大きく変わりました。事前にネットで調べることや買うことが増えたために、店内をあちこち歩き回る回遊率は減少しています。また、いくつかの店を巡って目に付いたものを買う「ついで買い」も少なくなりました。

こうした時代の中、小売り・アパレル業は、どうすれば「顧客に寄り添った、リアルとデジタルの融合」ができるのか、各社模索を続けています。

実際に商品の手触りを確かめ、試着ができる店舗の価値が減ることはありません。100年以上前から通信販売が盛んで、ECサイトがしのぎを削っているアメリカでも、最近「リアル店舗への回帰」が起きつつあります。ポイントは、リアル店舗と、アプリやWebサイトといったデジタルの両方において、どれだけ一貫した心地よい顧客体験を提供できるか、ということです。

リアルとデジタル、両方の顧客解像度を大きく高めるソリューションが、Tealiumの提供する顧客データプラットフォーム(CDP)です。小売・アパレル企業であるA社は、TealiumのCDPを段階的に活用しながら、売上・ロイヤルティを向上させていきました。これから、彼らの具体的な実践方法を紹介します。

CDP活用の第一歩として

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