数年前から大きな盛り上がりを見せているデータ活用。多くの企業が社内のデータを収集し、ビジネスにおける活用を模索しています。一方で、データを集めたはいいものの、どう活用すればいいかわからずプロジェクトが頓挫するケースも少なくありません。その原因の多くは、データ活用を事業に結び付けられるプロフェッショナル人材がいないことです。

そうしたデータ活用プロジェクトをサポートするのがメンバーズデータアドベンチャーカンパニー。同社はデータ領域に関するプロフェッショナル人材を提供することで、顧客企業のデータ活用を初期段階からグロース段階まで一気通貫で成功に導きます。

優れた人材とノウハウを持つメンバーズデータアドベンチャーカンパニーとは、どんな企業なのか。数あるデータ活用支援会社の中でも、なぜ圧倒的な強みを持てるのか。

株式会社メンバーズ 執行役員兼 メンバーズデータアドベンチャーカンパニー社長の白井恵里氏に話を聞きました。

  • (写真)株式会社メンバーズ 執行役員兼 メンバーズデータアドベンチャーカンパニー 社長 白井恵里 氏

    株式会社メンバーズ 執行役員兼 メンバーズデータアドベンチャーカンパニー 社長 白井恵里氏

データ領域が盛り上がった黎明期に設立

―まず、メンバーズデータアドベンチャーカンパニーの事業について教えてください。

当社は株式会社メンバーズの子会社として2018年に誕生しました。事業としては、データアナリストやデータサイエンティスト、データエンジニアなど、データ領域に特化したプロフェッショナル常駐サービスを提供しています。

―メンバーズの社内カンパニーとのことですが、設立の経緯について教えていただけますか。

私は2016年に新卒でメンバーズに入社し、Webマーケティングに携わってきました。当時よりお客様から「データに詳しい人はいませんか」というご要望をよくいただいていたのですが、当社としてもなかなか対応できない状況でした。

―たしかにその頃というと、まさにデータ活用が盛り上がり始めた時期ですね。

ちょうどその頃、メンバーズでは社員の立候補による子会社立ち上げプロジェクトがスタートしていました。そこで、そのようなお客様からのご要望に応えられるのではないかと思い、データ人材の常駐サービスを事業アイデアとして立候補したのです。これが採用され、2018年、メンバーズデータアドベンチャーカンパニーの設立に至りました。 ちなみに立候補したのは、管理職になって自由度の高い働き方をしたかったというのがきっかけです。もう遅刻しても怒られないぞ、と(笑)。

―(笑)。どういった点が評価され、起業することとなったのでしょうか。

ほかの領域で、すでに常駐の人材派遣サービスの実績があり、今後さらに人材常駐の領域を広げていきたいという方針があったことは大きいですね。また、データ領域はお客様からも要望が多く、将来有望だと評価されたのだと思います。

―とはいえ新卒2年目で社内カンパニーを立ち上げる白井さんも、それを後押しするメンバーズもすごいですね。

会社としては「ともかくやらせてみよう」という感じだったのではないでしょうか。子会社設立が決まってからも、事業計画は何度も作り直しがあって大変でした。

お客様に合わせた“オーダーメイド型”のデータ活用を提供

―データ人材の常駐派遣サービスを提供する企業は他にもあると思いますが、メンバーズデータアドベンチャーカンパニーの強みはどこにあるのでしょうか。

当社を設立したときは、まだデータ人材の常駐専門サービスはほとんどなかったのですが、この5年で競合が増えてきました。ただ、当社のようにデータ領域を完全に専門としている会社はあまり多くはありません。当社はデータ領域に特化したプロフェッショナル人材の常駐サービスであり、データ活用黎明期の2018年から積み重ねてきた実績を持っています。また、常駐する人材は全員がメンバーズデータアドベンチャーカンパニーの正社員で、高いスキルを有しているのも特徴といえます。

―積み上げたノウハウと高いスキルを持つ人材を提供できるからこそ、他社では難しい案件をこなすこともできるのでしょうか。

そうですね。データ領域に関していえば、この5年でお客様のステージも移り変わってきています。最初の頃はとにかく「社内にあるデータを1ヶ所に集めよう」という取り組みがブームだったんですね。ただ、データを集めただけではビジネスにはなりません。そこで現在は、集めたデータをどのように分析し、ビジネスに落とし込んでいくのかという段階に入ってきたんです。当社にご依頼いただく案件でも、こうした内容が増えてきています。

ただ、データを分析してお客様に合わせた活用を考え、ビジネスを構築する仕事は簡単ではありません。仕事の内容を定型化できず、完全にオーダーメイドになるからです。難易度が高く、利幅も小さくなりがちなので、それより分析ツールやシステムを提供する支援会社も多いです。

しかし当社は「データを集めるだけでは意味がない」と考えており、集めたデータをしっかりとお客様のビジネスにつなげられるノウハウを持っています。データを集めるところはもちろん、その先の活用方法までお客様ごとにオーダーメイドで考えていく。それこそが当社の強みといえます。

  • (写真)インタビューを受ける白井恵里 氏

事業をグロースに導けるデータの専門家を派遣

―データ活用がさらに一般的になり、顧客が成長すればするほど、御社の強みが生きそうですね。

実際のところ、お客様の需要は変化し続けています。最初の頃は「何から始めたらいいかわからない」といったお声が多かったのですが、現在ではデータ収集からBIツールによる可視化くらいまでは、お客様自身で行えるようになっていることが多いです。ただ、やはりその先のデータ分析や事業への落とし込みは社内だけでは難しいことも多いようです。

―ゴールを考えずにデータを集めて可視化しても、その先には進めないのですね。

データ収集や分析は“手段”であって“目的”ではないですからね。本来は達成すべき目的や解決すべき課題を明確にして、それを実現するためにデータ活用を行うべきなんです。ゴールが違えばデータ収集や活用の仕方も変わるので、ゴールを考えずにデータ収集を行ってしまえば、結局やり直しになることもあります。

―データの専門家を社内で育成したり、採用したりする企業は増えているのでしょうか。

育成や採用に取り組んでいるお客様は増えています。その場合はマネジメント面が課題になることが多いです。データ活用やDXを推進する部署のマネージャーの方は、多くの場合データの専門家ではありません。

そこで中途採用でデータの専門家を集めてチームを組んでも、共通言語がないままスタートしてしまうことになります。マネージャーはデータのことはよくわからないからメンバーに任せてしまい、逆にメンバーはデータ周りの業務を自社の事業に結び付けられず、データ活用がうまくいかないわけです。

また、社内でデータ人材を育成しようにも、データ領域は進歩が早くて講師を勤められる社員は希少です。かといって外部講師を呼んでも、社内の機密情報を渡せるわけではないので、表面的な教育で終わりがちです。

―メンバーズデータアドベンチャーカンパニーのサービスであれば、そうした課題を解決できるのでしょうか。

当社には“事業とデータの橋渡し”ができる人材が豊富にそろっています。また、お客様の会社に常駐することで、お客様のチームの方々とも深くコミュニケーションをとりながら、一緒にプロジェクトを進めていくことができます。

ご要望があれば、マネージャー人材も当社から提供して常駐が可能ですし、データに関するチーム自体を当社で組成することもできます。さらに、お客様の社員様に対する研修や人材育成なども対応可能です。常駐しているからこそ、お客様の内情に合わせた質の高い教育ができるのです。

―それは顧客としても嬉しいですね。プロジェクトの成果を出してもらえて、さらにその過程で自社の人材育成までできるわけですから。

  • (写真)白井恵里氏とデータエンジニアのみなさん

データ活用プロジェクトを一気通貫で任せられる点が高く評価

―お客様からの反響はいかがですか。

お客様先に常駐しているメンバーについては、「接しやすく、ビジネスについても自分ごと化して提案いただけるのがありがたい」といったお声を多くいただいています。

また、最初は少人数の常駐だったところから、どんどん当社から提供するメンバーが増えていったという例も多いですね。当社のメンバーがしっかり成果を上げることで、お客様のデータ活用プロジェクトが会社にも認められ、しっかりと予算がついてきたということだと思います。

なかにはもう何年もお取引いただいているお客様もいます。そうしたお客様については、ビジネスのフェーズごとに提供するメンバーも変わっています。あるケースでは、戦略に沿って、まず社内連携のために、他部署へデータ部署の価値を理解してもらう必要がありました。そのためビジネスサイドと会話ができるデータアナリストが中心となり、他部署がわかりやすいアウトプットとしてデータの可視化を行っていきました。すると社内連携が盛んになり、扱うデータが多様かつ複雑になったため、このタイミングで基盤構築や運用体制を強化するためのデータエンジニアを追加しました。このようにデータ活用が拡大していくと、データの品質や分析のスピード感など求められる分析需要が高度化してくるため、次はデータガバナンスやデータマネジメントのためのデータサイエンティストが活躍しました。 このように、当社にはデータ活用におけるすべてのフェーズに適した人材がそろっています。フェーズにあわせたチーム編成を自社正社員で行うことは難しい上、それを得意とする支援会社も少ないため、データ活用を最初から最後まで一気通貫で支援できる当社は高い評価をいただいています。

―今後の展望についても教えてください。

今後、企業が保有するデータはさらに増えていくでしょう。データを持っていることは当たり前になり、それをどう活用するのかが競争に勝つ鍵を握ることになると思います。

当社はそうした世の中の流れに対応し、オーダーメイド型でタイムリーに対応できる体制を整えていきます。一方で、よりお客様にとって使いやすいような、戦略策定からご一緒していくサービスについても提供していきたいと考えています。

データ活用をお考えの企業様や、会社の中で孤軍奮闘されている担当者の方がいらっしゃったら、ぜひ当社が派遣するデータの専門家をチームに入れていただき、まずは相談役として活用していただけたらと思います。

関連リンク

メンバーズデータアドベンチャーカンパニー
https://www.dataadventure.co.jp/

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