新型コロナウイルス感染症を経て、働き方は大きく変化し、ハイブリッドワークはわずか3年の間に定着しました。これに応じて、ビジネスPCの在り方も変化しています。日本HPが2022年9月に販売を開始した「HP Elite Dragonfly G3」もまた、そんな新しい働き方に焦点を当てた一台。この最新モデルを利用したモニターキャンペーン当選者に、その魅力について聞いてみました。
ハイブリッドワーク時代に最適なノートPCとは?
テレワークが瞬く間に普及し、コロナ禍に落ち着きが見えてきた現在、働き方はオフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」へと移行しています。
企業がハイブリッドワークを実現するためには、積極的なICTの活用やそのための投資は欠かせません。とくに仕事の中心となるPCは、より重要性を増しています。なぜなら、従来から必要とされてきた機能のみならず、業務の生産性を向上させる一つの手段になりつつあるからです。
そんなハイブリッドワーク時代を見据えたビジネス向けノートPCが、日本HPの13.5型軽量モバイルノートPC「HP Elite Dragonfly G3」です。TECH+は、日本HPによる提供で同製品のモニターキャンペーンを実施。モニター当選者3名の方に、「HP Elite Dragonfly G3」(以下、G3)の使い心地を伺いました。
インタビューにお答えいただいたモニター当選者の皆様
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日鉄ソリューションズ株式会社
岩野 圭一郎さん -
日立造船株式会社
川端 馨さん -
某自動車メーカー
川島 幸博さん
「HP Elite Dragonfly G3」の魅力をモニター当選者に聞いてみた
――このたびはモニターキャンペーンにご応募ありがとうございます。まず、みなさまの自己紹介をお願いいたします。
岩野さん:日鉄ソリューションズの岩野です。私は情報セキュリティ部門において、全社のセキュリティ管理および、お客さまにセキュリティを提案する際の各事業部門の支援、インシデントレスポンスなどを業務としております。昨年度までは官公庁関係の仕事をしていました。
川端さん:日立造船 ITイノベーショングループの川端です。日立造船は全国にいくつもの工場がありますが、まだまだIT化が進んでおりません。屋外での仕事が多く、また熟練技術者の高齢化も進んでいるため、自動化、運用の効率化、安全性の向上、遠隔化を目指して取り組みを進めています。
川島さん:某自動車メーカーでトラック用エンジンの設計を行っております、川島です。エンジンの後処理のための部品や、排気ガスの浄化システムに関する研究・開発業務に携わっております。
――みなさまはどのようなきっかけでこのモニターキャンペーンに応募されたのですか?
岩野さん:日鉄ソリューションズは現在、VDI(仮想デスクトップ)環境で業務を行っております。開発環境もVDIです。しかし、ずっとVDIで仕事をしていると、スタンドアローンPCの性能がわからなくなってくるのです。処理性能を把握しておかないと顧客への提案ができません。最新機種のスペックを確認するために応募しました。
川端さん:日立造船はフリーアドレス制を採用しており、普段からノートPCを持ち歩いています。しかし、これが結構大きくて、持ち歩いても苦にならないモデルを使いたいと思いました。また、「G3」のWebカメラやマイクの性能に魅力を感じました。最近はオンラインでのやり取りやWeb会議が非常に多いため、こうした会議などをストレスなくこなせるのではないかと思いました。
川島さん:最新のノートPCを使ってみたいと思っていたところ、このモニターキャンペーンを見つけました。非常に軽そうで、どのくらい性能があるのか気になって応募しました。また購入できるのであれば、自宅のPCを買い替えても良いなと考えました。
――それでは、「G3」を使ってみた感想をお聞きしたいと思います。まずは性能面からお願いします。
岩野さん:BYOD(Bring Your Own Device)※ が許可されていないため日常業務では使用していませんが、試験環境を用意して性能検証を実施しました。表計算ソフトのマクロは1コアしか利用できないので劇的な変化はありませんでしたが、Linuxのカーネルビルドでは第 12 世代インテル® Core™ プロセッサーが10コアをまんべんなく使ってくれました。処理速度を自宅PCと比較すると、自宅PCでは1時間半かかっていたところ、「G3」では40分で処理できたので大変驚きました。
川島さん:処理速度が速いので、私はCADを使ってみました。会社のPCだと作業速度に処理が追いつかないこともあるのですが、G3では非常に快適に利用できました。また、私の環境ではネットの速度が普段より倍近くも出ました。
川端さん:私は文書作成やCAD・製図関係に使いました。それほど重いソフトは使いませんが、通常のデスクワークでは十分に満足です。処理速度が速いにもかかわらず、あまり本体が熱を持たない点も良いと思いました。また、画面のアスペクト比3:2というのが使いやすかったですね。縦に200ドット長くなるだけで作業効率が格段に上がりました。
岩野さん:ディスプレイの色再現性はとても良いと感じました。視野角も広く、複数人でも確認できて、行き届いています。それと、ハードウェアそのものにセキュリティ機能が装備された「HP Wolf Security for Business」には非常に感動しました。テレワーク環境下でも安心して利用できますね。
※ BYOD(Bring Your Own Device):社員が個人で所有しているパソコンやスマートフォンを業務で使う利用形態
――Web会議やミーティングなど、テレワークやハイブリッドワークに関連する面ではいかがでしたか?
川端さん:スピーカーが人間の声の帯域に調整されているようで、声が非常にクリアに聞こえました。ノートPCはスピーカーがチープなモデルが多いなか、その音質に感心しました。外部ディスプレイ出力も容易なので、プレゼン時には簡単に外部ディスプレイに接続できました。
岩野さん:それと、音が極めて良いですね。ノイズリダクションも相当効いていると思いました。内蔵型プライバシースクリーン機能は若干画面が暗くなるものの、ショルダーハッキングを防止でき外出先では重宝しました。Webカメラにシャッターが搭載されているのも安心できる点です。
川端さん:Webカメラの感度も高く、画素数も十分です。Web会議の際、ほかの人より明るくくっきりと写っているように感じました。また、ログインには指紋認証と顔認証がありますが、私は顔認証を使っています。認識も比較的速いと感じました。
川島さん:私も顔認証を使っています。普段はパスワードによる認証なのですが、「G3」を使うなら顔認証を使うべきだと思いました。両手が塞がっているときでも認証できるので、大変便利でした。
――続いて、日常的な使い勝手について伺います。実機に触れてどんな点に魅力を感じましたか?
川島さん:13.5型なのに、薄くて軽くてサイズが小さい。ビジネスでも個人でも非常に使い勝手の良いPCだと感じました。
岩野さん:薄くて軽く持ち運びしやすい。これは何物にも代えがたいメリットだと感じました。また、クラムシェル型なのに密かにタッチパネルを搭載していて、プレゼン時に便利です。PC側のアダプタも布メッシュでおしゃれです。ボディのスレートブルーが非常に良くて、所有感をくすぐりました。人に見せたくなるエッセンスがありますね。
川端さん:マグネシウムボディならではのマットでスタイリッシュな外観にまず目が行きました。一方で金属ならではの冷たさもなく、持ち歩いていると仕事がデキる感じに見えますね(笑)。私は外で使うことが多いので、キーボードのバックライトが良いと思いました。使いたいときには瞬時にバックライトが付き、触らないとゆっくりと消灯していきます。外出先が暗い場所でも重宝しました。またキーボード自体も本体のスペースいっぱいに配置されているので、打ち間違いも少ないです。
岩野さん:キーピッチが19mm確保されているので、ブラインドタッチがしやすいですね。配列に無理矢理感がないのも良いです。電源ボタンはたまに間違えてしまいますが(笑)。希望を言うと、シャッターボタンやマイクなど、Web会議に使うボタンは1か所にまとめて配置できるとわかりやすいかもしれません。
――そのほか、「G3」を使用していて気づかれた点がありましたらお聞かせください。
川端さん:Type-Cのコネクタが左右にあり、とくに狭い場所で非常に便利でしたね。タッチパネルの感度も良好で、スマートフォンのようなフィーリングで使うことができました。また処理の重い作業をしてもバッテリーがあまり熱くなりませんでしたね。バッテリーの持ちの良さも体感したので、持ち運びにも最適だと思いました。
岩野さん:「HP Auto Lock and Awake」という機能はとても気に入りました。近接センサーが離席・着席を感知し、自動でロック・解除を行うのですが、Webカメラをオフにしていても検知してくれます。また、排気口が背面にあり、熱風が手元に来ることがないという点も工夫を感じます。
――みなさま、貴重なご意見ありがとうございました。日本HPへ向けて、最後になにか伝えたいことはございますか?
岩野さん:日本HPさんは国内でPCを生産する「Made in Tokyo」にこだわられていますよね。以前、公共関係の仕事をしていたときは輸入モデルの採用に制限がありましたので、非常に助かりました。これはぜひ続けていただきたいと思います。
「HP Elite Dragonfly G3」から始める新しい働き方の実現
今回は3名のモニター当選者にお話を聞きましたが、いずれもハイブリッドワークに向けた機能や性能、セキュリティを求めています。同時に「HP Elite Dragonfly G3」が、オフィスだけに限らずハイブリッドワークにおいても最適な機能を有していることが伺えました。
いまは、VUCAと呼ばれる予測不可能な時代です。こうした変化の激しい時代を生き抜くためには、ビジネスPCを始めとしたより積極的なICTへの投資が求められるでしょう。「HP Elite Dragonfly G3」は、企業が新しい働き方を実現する一助となるかもしれません。