LUN内のすべてのデータが復旧するにはかなりの時間がかかります。ティントリのお客様であるCharles Ferlandは、ティントリのSyncVM(タイムトラベルVMリカバリー)によって、DevOpsがどのようにスピードアップしたのかを紹介します。

今回の要点

  • ティントリを利用すれば、データを迅速に元に戻すことができます。

  • 従来のストレージでは、LUNのリストアに時間がかかり、開発が遅れることがありましたが、ティントリではVMやvdisk単位でのリストアが可能となります。

  • Tintri SyncVMにより、VMのクローニングやコピーを同時に行うことができ、さらには手動でバックアップを行うことなく、ファイルを検索または回復し、QAプロセスをスピードアップできます。

Charles Ferland(チャールズ ファーランド氏)は、カナダ・ケベック州で最も高い評価を受けている保険・金融機関のシステムアーキテクトの一人です。そしてソフトウェアデベロッパーが、毎日、新しいアプリや機能を維持・作成するのに必要なツールやリソースを入手できるようにサポートしています。続いて、それらのアプリや機能をお客様に継続的にリリースしています。

該社では、仮想化は開発、生産およびディザスタリカバリサイトをはじめ、様々な領域において重要な役割を果たしています。デベロッパーはこれらの環境の中で数テラバイトのデータを処理し、何十万ものファイルを扱っています。

このような環境下で、デベロッパーが同一のVMを複数のバージョンで運行することは珍しいことではありません。その際にファイルを失ったり、誤って削除してしまったりすることもあります。ITによってファイルの検索や復元が行われるため、私たちはデベロッパーにとって重要な情報やリソースのボトルネックとなりうるリスクがあります。

ディザスタリカバリー戦略

データが失われたことによる遅延を防ぐため、以下の2種類のソリューションを含むディザスタリカバリー戦略を策定しました。

  1. あらかじめ決められたスケジュールによって、すべての仮想マシンをサポートする標準的かつ従来型のバックアップ手法。

  2. Tintri Global Centerで、クリティカルなVMに対して15分置きにクラッシュ コンシステント スナップショットを取得します。これはスピードと機敏性を重視するDevOpsの考えに基づいています。

これらのソリューションは、ファイルを利用できる十分な確信と保証を与えてくれました。しかしながら、標準的なバックアップ手法の場合はスピードが改善されず、リストアするのに5時間以上かかることもありました。たった1つや2つのファイルをリストアするのに、数時間待つというのにも懸念を感じました。

一般的に、デベロッパーが新しいプロダクションデータでVMベースの環境を復元しようとする際には、LUN全体でデータをコピーし、スナップショットで目標のVMを特定し、新しいデータセットを使用するために既存のVMを再構成する必要があったため、LUN単位での管理に問題があると考えていました。

効率を良くするには、既存環境の再構成に、毎回影響を及ぼすことなくファイルを復元し、VMをより早くするソリューションが必要でした。また、設置面積が少なく、簡単に使用できるものが理想でした。

最良のリカバリー ソリューションを探して

ソリューションを探すにあたり、様々な選択肢を調べました。またその間、ティントリに連絡して適切な助言を求めました。ティントリは、以下の3つの方法で開発チームの作業を順調に進めているTintri SyncVMを紹介してくれました。

VMのクローンとコピーは自動的に同期

SyncVMはスペースとWANが効率的であるため、(VMのコピーマネジメントではなく)デベロッパーの作業を早くするクリティカルタスクに注力することができます。さらにデベロッパーは、カスタマイゼーションを再適用する際に時間を無駄にすることはありません。子仮想マシンではカスタム設定は依然としてされておらず、デベロッパーは瞬時にスナップショットを移動することができます。

手動でバックアップを行うことなくファイルを復元

クラウドや仮想化の環境で、アプリを開発している人が誤って重要なファイルを削除してしまうことは珍しくありません。バックアップされている場所によっては、適切なバージョンのバックアップファイルを見つけるのに時間がかかってしまうこともあります。

Tintri SyncVMを使用することで、もはや手動バックアップに頼る必要がなくなります。ファイルのリストアは、どの時間に戻すかを確認すればいいだけです。また、データをコピーするだけで、Tintriのスナップショットを新しい一時的ディスクとして、既存のVMに追加することもできます。必要であれば手動バックアップもまだ可能ですが、そのような方法を好む人がいるのでしょうか?

素早いQAプロセスを確立

信頼できるQAプロセスにおいては、通常、最新のパッチや機能など、アプリの様々なバージョンをチェックしなければなりません。可能なすべての組み合わせをテストするのが一番ですが、それには時間がかかります。

そこでSyncVMであれば、QAはすべてのプロダクションバージョンのライブラリをスナップショットとして保管します。すべてのDeveloper Sandboxは同期しています。さらに、全体のテストマトリックスを実行できるスピードで、QAプロセスを自動化することも可能です。

該社はカナダで最も高い評価を受けている金融サービス会社の一つです。誠実で、格別なサービスを提供しているという評判を得ています。ティントリのSyncVMはより効率的かつ効果的なDevOpsの環境を作ることで、重要な役割を果たしています。デベロッパーが成功を収めると、サービスを市場により早く届けることができ、結果としてお客様の満足度も向上します。

SyncVMの詳細は<こちら>をご確認ください。
SyncVMのデータシートは<こちら>のPDFをご参照ください。

Author

ティントリジャパン 技術本部長
村山雅彦


パートナー各社への支援とエンドユーザーへの製品・ソリューション紹介などプリセールスSE業務を担当。

※本コラムは、ティントリジャパンに掲載されたブログ記事より転載したものです。

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