今回は『Yahoo!カレンダー』について。数多のWebカレンダーやオンラインメモが存在する中、機能としては非常にベーシックなサービスであり、飛び抜けた印象はない。しかし、ブラウザ以外で活用できることがその利用価値を高めている。
ブラウザ版の基本機能を一応おさらい
現在提供されているYahoo!カレンダーは、見た目としてはWebカレンダーサービス黎明期のものというのが率直な印象だ。基本的には全ての操作ごとに表示が再読込されるため、画面遷移なしのドラッグ&ドロップなど、スムーズなWebアプリの動作に慣れた人には少々まどろっこしいかもしれない。
カレンダー上部の「予定を追加」ボタンをクリックすると、予定の入力画面が表示され、タイトル/日付・時間/場所などの項目を入力し「保存」をクリックするとカレンダーに反映される。「予定種別」の項目には誕生日・旅行・コンサート等の選択肢があり、選択するとカレンダー上でそれぞれのアイコンが表示される。
また、カレンダー表示画面上で日付をクリックすると入力欄がポップアップし、タイトルと時間・期間を書き込んで簡易的に予定を追加できるようになっている。
予定の詳細入力とオプション設定
Yahoo!カレンダーは、一般公開または友人・サークル・会社の部署内などユーザーを限定して公開することができるようになっている。公開/非公開設定はカレンダー右上「オプション」の「カレンダーの公開」から行う。ここで他のユーザーのYahoo! JAPAN IDを登録すると、そのユーザーへの公開が許可される形となる。誰にどのレベルで公開するのか、個別に設定することが可能だ。
予定入力画面にある「公開カレンダー」は、予定1件ごとにそれを他のユーザーへ公開するかどうかを設定する項目だ。それぞれ「公開/詳細を隠して公開/非公開」を個別に設定することができる。
「繰り返し」では、毎週/毎月の予定の繰り返し入力を設定できる。月・週・曜日ごとに自動的に予定を表示し、それがいつまで続くかを設定。また予定を変更・削除する場合は、対象を「すべての日/今後すべての日/この日のみ」から選択可能だ。
「リマインダー」は、メールアドレスや携帯宛てに予定の事前告知を送信する機能。5分前から14日前まで最大2回の送信が可能。オプションの設定画面からは、デフォルトの送信先や送信時刻をあらかじめ登録しておくことができる。
オプションの「インポート/エクスポート」は、CSVファイルを利用して「Microsoft Outlook」との間での読み込み/書き出しを行う機能。「タイムガイド」では、「My Yahoo!」との連携により、カレンダー上に自分の選択した地域の天気予報やスポーツチームの試合情報を表示させる。
日ごとの予定ではなく、「来週金曜までに企画書提出」のような期日のある予定は「作業一覧」で管理する。「作業を追加」ボタンから入力画面を開き、タイトル/期日/優先度などを入力する。入力済みの作業はカレンダー上部の「作業一覧」タブから閲覧できる他、カレンダー表示画面の左側にも表示されている。
次回はブラウザ以外のツールでカレンダーをよりアクティブに活用する。